もう、表紙だけで終わりを感じられて泣きそうになりますね。ぶーた先生の絵が素晴らしすぎる。
吉田と沙優の日々が好きすぎて終わってしまうのが寂しいと思ってしまうが、しっかり沙優の成長を見届けたいという気持ちで一気読みしました。
吉田と沙優の同居生活に遂にピリオドを打つことに。
沙優の家に着くまでの時間はゆっくりしたり、リラックスしながらも、しかし着実に終点に向かっているようで嵐の前の静けさみたいでした。過去の友人と向き合うところは吉田が側にいてくれたから沙優も踏ん切りをつけられた。吉田も沙優も辛いところでした。
そして、沙優の家に到着と同時に…
分かってはいたが、嫌な始まりでした。
沙優、吉田、一颯、沙優母が集った会合はそれぞれの言い分があり、気持ちが入り乱れていて、非常に揺さぶられた。
沙優母との話し合いで沙優が逃げずに立ち向かったのは偉い。よく成長した。
吉田は言えることが限られていたが、その中でも沙優、一颯、沙優母に響く誠意を見せていて、素晴らしい対応だったと思います。
良い落とし所だったんじゃないかな。
沙優母や一颯にも事情があり、すぐに修復出来る家族関係ではないが、それでも最善の答えを導き出したんじゃないかな。
そして、吉田と沙優の別れ。
決まっていたことだが、胸が酷く痛みました。
2人の会話は今までの日々は間違っていなかったと証明するようで美しかった。
いざ別れて見てからの吉田の感情は切実で、苦しい。よくぞここまで吉田の胸中を抉り出すなと。沙優が吉田に救われたように吉田は沙優に救われたんだよな。
そして、吉田と沙優だけではなく、周りの人も変化していて、未来に歩いているのが嬉しいばかりです。三島は最初からは考えられないですね。笑 あさみも大人になりそうで良かったです。
どう終わらすのかと思いましたが、最後の演出は泣きました。
なんて心揺さぶる場面を持ってくるんだ。
続きが読みたいっ!
しめさば先生、完結まで見せていただきありがとうございますと共にお疲れ様でした。
あなたに出会えて良かった。サラリーマンと女子高生の同居物語、堂々完結! 共に北海道の実家へ向かう吉田と沙優。しかし扉を開いた沙優を待っていたのは母の平手打ちだった。母と、そして自分と向き合う沙優、それを見守る吉田の決意は……。恋人でも家族でもない二人の物語、堂々完結!