羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

とらドラ!10

とらドラ10! とらドラ! (電撃文庫)

 

完結。

家族との折り合いがつかず、家出した竜児と大河の逃避行は現実を突きつけられるものになりましたが、その代わりに仲間(北村、実乃梨、亜美)のありがたみが分かりましたね。

高校生は子供でやれることが限られているなかで、もがいていくのはまさに青春の時しか出来ないですよ。

 

竜児と大河が逃避して得るものと失うことを考えて、しっかりと決断出来たのは素晴らしかった。

大人になる上で家族とは切っても切り離せないので、捨てて終わりではなく話し合って前に進む形で終われたのは良かったです。

 

 

 

春、衝撃の出会い。ラブレター。共同戦線。電柱キック。偽乳特戦隊。かぶせたティアラ。エンジェル大河。くまサンタ。雪山の告白―そして、雪舞い落ちる二月。手を取り合って逃げ出した竜児と大河。それぞれの想いを胸に、二人はともに未来を切り拓こうとする。立ちはだかるのは、ままならない世界。ぎりぎりの状況に立たされた竜児の下す決断とは。竜児と大河の、実乃梨、亜美、北村の、それぞれの想いの行方は。超弩級ブコメ、感動の完結編。