日常とミステリーの配分が絶妙で、日常の謎として読みやすいし謎にも頭を使うので読み応えがあります。
明るい物語と見せかけて、裏に潜む問題は割と重い内容なのは、上手いですね。
怪盗が登場するが、キャラクター性は良いが考え方ややっていることを軽く考えているのは納得がいかない。
外国人の労働、就職活動の焦燥感、人と人の繋がり、等々考えさせられるフレーズがあったり、考える状況があるのは良いなと。
隼人が双葉を振り回していますが、要所で双葉が隼人を諭しているのが良い関係だなと。過激な隼人の危うさを抑えている。
続きが読みたいです。
こわがりなのに、大学の推理小説研究会に入ってしまった「僕」と、ミステリが大好きな中学生の「先生」が、身のまわりで起きるちょっとした「?」を解決していく“二葉と隼人の事件簿”シリーズの第2弾。前作『先生と僕』同様、ふたりの活躍に加え、ミステリガイドとしてみなさんを愉しいミステリの世界へと導く!