羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

狼と香辛料 (3)

狼と香辛料III (電撃文庫)

 

ロレンスとホロの旅路は波乱しか起きないのか。お金が絡んでくるので、わりとシビアで冷たい空気に襲われる。

しかし2人のイチャイチャ、やりとりを見ていると暖かい気持ちになりました。

 

破産程ではないが、今回も目の前が真っ暗になりそうだったロレンスだが、見事に切り抜けてホロとの関係を深めていき良かった。

ホロとロレンスの関係は名前のつかない関係ですが、旅を続けていくことでどうなっていくのか気になります。

まだ信頼関係が足りなくて、すれ違うこともあるが、その波乱も楽しめます。

 

商人としての対決は知識、度量が試されていてスリルがあります。

 

教会都市リュビンハイゲンを出立した行商人ロレンスと狼神ホロ。行商がてらホロの故郷ヨイツの情報を集めるため、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンにやってきた。そこで二人は、若い魚商人アマーティと出会う。どうやらアマーティはホロに一目惚れをしてしまったらしい。急速に彼女に近づき始めた。一方ロレンスとホロの間には微妙な気持ちのすれ違いが生じ、誤解が誤解を呼んでしまう。そしてそれがロレンスとアマーティそれぞれの商売をも巻き込んだ大騒動へと発展していく―。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作第3弾。