羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2021年 下半期 おすすめの新作キャラ・ライト文芸9作品 新刊キャラ・ライト文芸6選

 昨年、2021年下半期に読んだキャラ・ライト、文芸作品で新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。

 
新作では。

 

 

 

 表紙の4人が主人公で、それぞれが1話ずつ掘り下げられていく。

悩みは皆違って、思春期の脆さを突いていました。

悩みや苦しみを抱えて悶々と生きていた少年少女が、放送同好会で活動していくうちに抱えていた重荷から解き放たれていくストーリーは爽快でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/07/17/210000

 

 

 いじめに関して、取り上げている作品は色々あるが、今作は現実的に向き合っていて好感が持てる。

綺麗事で解決した気にならずに、倫理観を持つことを考えるきっかけを作ったりと丁寧に問題に向き合っているのに救いを感じます。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/07/18/210000

 

 

 

 現代の世界観で魔法使いが存在するという舞台設定に惹かれて読みましたが、面白かったです。

現実の生活がある世界の裏で魔法という非現実的な世界もあるのだと思うとワクワクします。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/09/24/210000

 

 

 

 

 主人公・檀先生は他人の飛沫を摂取すると、相手の翌日の未来が見えるという不思議な能力を持っている。

そんな檀先生が女子生徒から渡される不思議な小説や、生徒の少しの違和感から大きな事件に巻き込まれていく。

普通の日常から徐々に逸脱していき、とんでもないことにまで発展していく展開に釘付けになりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/01/210000

 

 

 

 

 主人公・野宮が最初はミスして周りにフォローされてばかりだったが、誠実に目を見て話す彼の人柄が評価されるようになっていく成長には、心が晴れやかな気持ちになりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/07/210000

 

 

 

 内気な少女がある日、弓道と出会い、これまでとは違う経験をしていくうちに成長していく青春弓道小説。

主人公の楓が周りの友人や家族に遠慮して生きていたが、弓道を通じて武道を学んで変わっていく姿に胸が熱くなりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/21/210000

 

 

 

 世の中の正義を問う物語になっており、読んでいて現代の問題が浮かび上がり、かつ登場人物の清い考えに感銘を受ける。

正しさ、常識、そんなものは人それぞれで押し付け合わずに共存していかないといけないなと思いました。

いらない正義はなくしてしまえ、そんな状況にしてはならない。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/11/11/210000

 

 

 

タイトルの通り、ただの愛じゃない何か。その感情が何なのか分からずモヤっとしながらも自分の感情と向き合っていく女性達の心境の変化を描いている。

 

 

 タイトルにインパクトがありますが、タイトル負けしない熱量がありました。

売れっ子俳優の双子の弟・尚斗が突然自殺して、世間に衝撃が走る。

兄・貴斗は尚斗がなぜ死んだのか分からず、尚斗のゆかりのある場所を巡って、彼が残したもの、感じていたことを辿る旅に出ていく。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/24/211500

 

 

 

 

 

 

 

 靖貴と恵麻の恋が始まる前もすれ違っているのは流石笑

高校卒業後の遠距離になって、恵麻が心配になって靖貴の家までの冒険は愉快でしたし、張り詰めていた心がほぐれていくのは堪らない余韻がありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/08/06/210000



 

 優我と風我。双子には誕生日にだけ起きることがある。

それは意識が入れ替わるということ。

恵まれない家庭環境で、その特別な能力があったから、2人で生き延びれた。

入れ替わりは地味で使い方が難しいと思っていたが、柔軟な発想で効果的に使っていて上手い!https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/08/210000

 

 

 日常に潜む、様々な感情を切り取った短編集になっていて。物語の出発から着地するまで、想像しながら読み進めていくと、どれも想像以上の展開をしているので1話1話の余韻が頭に残るようになっていました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/11/09/210000


 

 

 純が大阪に転校して、初っ端からカムアウト。どうなるかと思ったら、割と受け入れられる感じで安心しました。

大阪ならではなのかな?東京との差がありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/19/210000


 

 

 タイトルの通り、苦しくたって、やるせなくても生きている限りは生きづけないと。

そんな気になるお話の短編集でした。

生きていて悩みは尽きないというのが嫌でも分かりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/11/210000


 

 

 どの登場人物も順風満帆な生き方ではないかも知れないが、それでもあなたらしくて良いんだと背中を押してくれるありがたい小説でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/09/210000