羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

君に恋をするなんて、ありえないはずだった 課外授業は終わらない

君に恋をするなんて、ありえないはずだった 課外授業は終わらない (宝島社文庫)

 

今年初めに君恋シリーズを読み返していて、改めて作品の良さを確認していましたが、やはり君恋のすれ違い、迷いながらも気持ちを自覚していく作風が好きだ。

この短編集の発売が決まった時はまさかと思ってましたが、出てくれて嬉しいです。

 

靖貴と恵麻の恋が始まる前もすれ違っているのは流石笑

高校卒業後の遠距離になって、恵麻が心配になって靖貴の家までの冒険は愉快でしたし、張り詰めていた心がほぐれていくのは堪らない余韻がありました。

2人がなんだかんだ上手くいっているのが分かって、安心しました。

また、靖貴と恵麻が高校の時と反対に変わっていたのは興味深かったです。

2人だけでなく周りの人達の恋も描かれていて君恋ファンには堪らない1冊になっていました。

木村くんとか、少し謎だった部分が判明して、良かった。

 

短編集が出たということはシリーズの続編を期待しても良いのだろうか。

 

 

 

地味な眼鏡男子とあまのじゃくな美少女の「じれったい恋」を描いた、
大人気青春恋愛シリーズ初の日常短編集が登場!

靖貴と恵麻の前日譚「Walk Through the Rain」、
久美子を通して描かれる恵麻の小中学校時代「Yes, Emma OK?」、二人の卒業後がわかる「彼女が部屋で待ってるから」などを収録。
男子グループでの遊園地の顛末や晋の意外な一面も綴られる。
キュンと胸が疼き、時には切なさを覚える、必読の一冊。