羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2023年 12月読んだ作品とおすすめ作品

まとめました。

 

・おすすめ作品

刑事何森 孤高の相貌

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

タスキ彼方

十の輪をくぐる

一線の湖

十五光年より遠くない

暗い引力

スターティング・オーヴァー

正欲

ただ、それだけでよかったんです【完全版】

 

 

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:8624
ナイス数:512

風少女 (創元推理文庫)風少女 (創元推理文庫)感想
過去の初恋相手の死に納得出来なくて、真実を追い求めていく。緩い雰囲気の会話、哀愁漂う故郷、学友達の進路、様々なパーツが絡み合って、素晴らしい余韻を生み出していました。
読了日:12月29日 著者:樋口 有介
ただ、それだけでよかったんです【完全版】 (メディアワークス文庫)ただ、それだけでよかったんです【完全版】 (メディアワークス文庫)感想
細かなところで加筆、修正されていて、尖りが薄れている。だがこのまとまりの方が救いがあって良いなと。まさかの書き下ろしは読めて良かったとしか言えない。菅原拓の人生の続きが見れたのは嬉しすぎた。やはり、彼には幸せになってほしいと願っていたから。
読了日:12月28日 著者:松村 涼哉
正欲正欲感想
読んでいて息するのを忘れてしまうくらい、問いかける作品。あなたはあなたの尺度で、人は人の価値で生きている。無理やりカテゴライズしたりするのはナンセンス。趣味趣向は人それぞれ違う。安全圏にいるからと言って、何言っても良いわけではない。映画見終わって時間が経つが、やはり今作が問題作と言われるのが問題だと思う。生きづらい者達の諦観は歪んだ社会が生み出すのだろう。
読了日:12月27日 著者:朝井 リョウ
僕が僕をやめる日 (メディアワークス文庫)僕が僕をやめる日 (メディアワークス文庫)感想
無戸籍、独親、詐欺、社会の底を覗かせる作品です。登場人物の切実さが伝わってくる。絶望の果てにたどり着く結末は輝くものがあって救われました。
読了日:12月26日 著者:松村 涼哉
スターティング・オーヴァー (メディアワークス文庫)スターティング・オーヴァー (メディアワークス文庫)感想
人生、少しの掛け違いで変わっていくもの。これまでがそうだからといって、これからも変わらないとは決まってない。投げやりになって、自堕落な生活を送ったからこその結論には説得力があります。あとがきまで含めて最高です。
読了日:12月25日 著者:三秋 縋
嘘と正典 (ハヤカワ文庫JA)嘘と正典 (ハヤカワ文庫JA)感想
ユニークで皮肉が効いていて非常に良い短編集だった。個人的には表題作が1番合わなかったが、他が良かったので良し。
読了日:12月24日 著者:小川 哲
暗い引力暗い引力感想
ダークミステリ。ミステリではないか。後ろめたい嘘や行動が引き起こる末路は苦いものばかり。だがその結果は自身の責任だがら何も言えない。非常にピリピリする短編集で良かったです。たまにはダークな話が読みたい人にピッタリな一冊です。
読了日:12月23日 著者:岩井圭也
超ミニマル・ライフ超ミニマル・ライフ感想
参考になる部分とならない部分、半々。読み手次第です。
読了日:12月22日 著者:四角 大輔
草原の輝き草原の輝き感想
途中でギブアップ。
読了日:12月22日 著者:吉田玲子
下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル感想
ドラマ観て、出来すぎだろと思ったが現実の方がドラマチックでした。部員のエピソードはマジかと思う話ばかりで、監督の苦悩が偲ばれる。よくぞ果たした下剋上
読了日:12月21日 著者:菊地高弘
十五光年より遠くない十五光年より遠くない感想
読み応え抜群のSF作品でした。大事な人に想いを伝えられず、夢見た姿とは違う自分に苦しむ主人公。そんな主人公に様々な葛藤が生まれ、モヤモヤすることも多々あったが、自分のやるべき事を見直していけたのは爽快感があって良かったです。登場人物の悩みは等身大で、だからこそ、視野が広がる感覚が伝わってきたのは良かったですね。想い人、日本のピンチ、迫るタイムリミット、読み進めていくのが楽しかったです。
読了日:12月20日 著者:新馬場 新
moonfightersmoonfighters感想
読了。
読了日:12月19日 著者:賀東招二
風が吹いたり、花が散ったり (講談社文庫)風が吹いたり、花が散ったり (講談社文庫)感想
自分の殻に閉じこもって斜に構えたせい青年が視覚障害者と会うことで変わっていく、再生されていく。苦い思い出を拭うのは簡単ではないが、最後まで見届けられて良かった。
読了日:12月19日 著者:朝倉 宏景
キング (実業之日本社文庫)キング (実業之日本社文庫)感想
チームシリーズの番外編でしたが、あまり乗れなかった。
読了日:12月17日 著者:堂場 瞬一
一線の湖一線の湖感想
まさかの続編。綺麗に閉じていた前巻だったので、どう続けるのか気になってました。霜介が筆を置かないといけなくなったり、師匠の湖山先生の引退があったりと読んでいて心に文字が突き抜けてくるような感覚がありました。霜介の母のことや進路、湖山先生の弟子達のエピソードがあり、登場人物それぞれの気持ちを汲み取っているのが素晴らしいです。タイトルの意味が分かる最後には涙が出そうになるくらい揺さぶられました。良い続編でした。あわよくば、また先の未来が見たいと思ってしまいます。
読了日:12月17日 著者:砥上 裕將
十の輪をくぐる (小学館文庫 つ 14-1)十の輪をくぐる (小学館文庫 つ 14-1)感想
そういうことか!? 最初から違和感ある主人公の造形だったが、そんな種明かしがあるとは思ってなかったから不意を突かれた。介護、育児、家族の形、さまざまなテーマが詰まっていて、最後の最後まで惹きつけられて、勇気が貰えました。親は偉大だなと。
読了日:12月14日 著者:辻堂 ゆめ
タスキ彼方タスキ彼方感想
はぁ〜 濃密な心理描写、過酷な環境、戦時中の歯痒さとどうしても駅伝を走りたいと思う人達の活動には重みがある。当たり前に食糧や備品がなくとも箱根駅伝への情熱が途絶えない執念というのは、現代の天才ランナーにも刺さるというのは上手い構成だなと思いました。マラソンを中心で活躍したい選手からすると箱根駅伝は参加するメリットは薄いのかもしれない。だけど箱根駅伝の歴史に触れることで影響を受けるのは良い。1冊のまとまりも良くて、箱根駅伝というテーマが上手く昇華された作品だったと思います。
読了日:12月12日 著者:額賀 澪
どうせ、この夏は終わる (電撃文庫)どうせ、この夏は終わる (電撃文庫)感想
終末の世界をどう生きるか。少年少女の揺らぎながらもたしかに歩みを止めない意思は輝いてみえた。大人ではなく子供だからこそ生み出す感情というのは舐めてはいけないなと。
読了日:12月10日 著者:野宮 有
ソードアート・オンライン オルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人 (電撃文庫)ソードアート・オンライン オルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人 (電撃文庫)感想
SAOのアインクラッドの設定を上手く絡めた迷宮ミステリでした。迷宮だけでなくその他にも仕掛けられた謎が解き明かされる真相には非常に驚かされた。これは凄い。
読了日:12月09日 著者:紺野 天龍
しあわせはノラネコが連れてくるしあわせはノラネコが連れてくる感想
猫可愛い… 共に生きていくうちに変わっていく心境が書かれている。
読了日:12月08日 著者:イ シナ
逃げてもええねん「弱くて強い男の哲学」逃げてもええねん「弱くて強い男の哲学」感想
生きるためには逃げるという選択を入れないといけない。良い感じに力を抜いて、挑戦することの大事さが詰まっている。
読了日:12月07日 著者:坂口智隆
少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)感想
優しい心を持つ少女の友情、謎解きは真っ直ぐで良い。
読了日:12月07日 著者:はやみね かおる
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)感想
手癖が悪いマジシャンの違法捜査は愉快で楽しい。少し長いかなと思うが犯人の種明かしのドキドキ感がありました。やるせない気持ちで終わらず、前向きに終われたのはまさにマジシャンのマジックのようだった。
読了日:12月06日 著者:東野 圭吾
刑事何森 孤高の相貌 (創元推理文庫)刑事何森 孤高の相貌 (創元推理文庫)感想
デフ・ヴォイスシリーズに登場する何森さんのスピンオフ。待ってました。警察官として実力があっても群れないゆえに苦労する。覚悟あって人情味あるから非常に魅力的な人物です。短編2本、中編1本、障害が絡んだ事件になってました。最初の車椅子の女性の事件は真相まで頭を巡らせたが予想出来なかった。事件の余韻が中々離れ無かった。素晴らしい話でした。警察組織の歪さも描かれていて、何森さんだけでなくみゆきさん、荒井の存在も欠かせないです。何森シリーズも楽しみです。
読了日:12月04日 著者:丸山 正樹
案山子の村の殺人 (ミステリ・フロンティア)案山子の村の殺人 (ミステリ・フロンティア)感想
うわー良い設定で事件のシチュエーションや登場人物が好みだっただけに最後の幕引きの呆気なさがもったいない。これは評価が割れますね。犯人の動機がなぁ…
読了日:12月03日 著者:楠谷 佑
だってバズりたいじゃないですか (新潮文庫 き 51-2)だってバズりたいじゃないですか (新潮文庫 き 51-2)感想
青春映画の罪深さ。安易なキャッチコピーや受け狙いの内容、心当たりがある人にはグサグサ刺さってくる。クリエイターが自分を捨てたら終わりだよねー。というか生き方、終わり方がロックで好き。
読了日:12月01日 著者:喜友名 トト
青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る感想
花楓が外に踏み出していく様子はやはり良い。周りの支えも暖かい。
読了日:12月01日 著者:鴨志田 一

読書メーター

2024年1月購入予定&注目作品

1月の刊行チェック。

友崎くんが久しぶりの新刊で嬉しいです。

また、傷物語の映画があるので楽しみです。

 

1月4日

ジャンプコミックス

忘却バッテリー 17

1月9日

講談社コミックス

薫る花は凛と咲く(11)

1月10日

双葉文庫

犬がいた季節

彼女が遺したミステリ

1月11日

創元推理文庫

受験生は謎解きに向かない

東京創元社

1(ONE)

宝島社文庫

実家暮らしのホームズ

1月12日公開

・映画

傷物語

1月15日

GA文庫

嘘つきリップは恋で崩れる

1月18日

ガガガ文庫

弱キャラ友崎くん(Lv.11)

1月19日

創元推理文庫

漣の王国

・創元文芸文庫

イギリス人の患者

1月23日

,角川文庫

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック

・中公文庫

滅びの前のシャングリラ

1月25日

メディアワークス文庫

いつか、彼女を殺せますように

1月26日

・電撃コミックスnext

神さまがまちガえる(4)

1月30日

ファミ通文庫

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?(1)

 

 

2023年11月読んだ作品

体調崩したり、マラソン大会あったりと読書の意欲が落ちてしまいました。

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:7012
ナイス数:611

小説 ブルーピリオド あの日の僕ら (KCデラックス)小説 ブルーピリオド あの日の僕ら (KCデラックス)感想
本編の裏側を見れて、ブルーピリオドが好きな人、キャラが好きな人は読んで欲しい。どのエピソードも良かったけど、個人的に橋田の話は読めて良かった。
読了日:11月30日 著者:行成 薫
マスカレード・コンフィデンス 詐欺師は少女と仮面仕掛けの旅をする (MF文庫J)マスカレード・コンフィデンス 詐欺師は少女と仮面仕掛けの旅をする (MF文庫J)感想
最優秀賞作品にふさわしい大作でした!嘘つき主人公と特殊能力持ちの少女が出会うことで動き出す物語は激しい出し抜き合いの連続で最後まで勢い止まることなく進んでいくので、夢中になって読めました。2人が背負っている過去と厳しい現実に打ちひしがれそうになりながらも生き抜こうとする姿は素晴らしかった。続きが楽しみです。キャラクターの背負っている背景、世界観がマッチしていて完成度が高い作品でした。
読了日:11月28日 著者:滝浪 酒利
新世代ミステリ作家探訪 旋風編新世代ミステリ作家探訪 旋風編感想
作家それぞれの違いや同じ部分が興味深い。ミステリ好きは読んで損しない内容かと。好きな作家の人だけでなく知らない作家の話も読めて良かった。創作への情熱は素晴らしい。続いて欲しいシリーズです。
読了日:11月26日 著者:浅倉秋成,五十嵐律人,櫻田智也,日部星花
まだ終わらないで、文化祭まだ終わらないで、文化祭感想
ビターな青春。最後の種明かしまで波乱が起きない文化祭でしたが、最後の最後に明かされた真相に打ちひしがれた少女の内心をもっと覗きたいと思った。まさに、まだ終わらないでくれと思える幕引きでした。
読了日:11月26日 著者:藤 つかさ
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)感想
犯人が最後まで分からないから、捜査の結果がどこまで行くのか気になって仕方なかったです。
読了日:11月24日 著者:川瀬 七緒
不死探偵・冷堂紅葉 02.君に遺す『希望』 (GA文庫)不死探偵・冷堂紅葉 02.君に遺す『希望』 (GA文庫)感想
うーむ。
読了日:11月20日 著者:零 雫
ソバニイルヨソバニイルヨ感想
じーんと心にくるものがありました。嫌なことから逃げず、生きていくための勇気が詰まっている。自分の人生を生きるためには覚悟が必要だ。
読了日:11月19日 著者:喜多川 泰
下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫)下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫)感想
再読。ラノベの良さが詰まっている。
読了日:11月18日 著者:野村 美月
三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)感想
試みは良かった。
読了日:11月17日 著者:カロリーゼロ
凪の海 横浜ネイバーズ(3) (ハルキ文庫 い 27-3)凪の海 横浜ネイバーズ(3) (ハルキ文庫 い 27-3)感想
もう大好きこのシリーズ。隣人達、近くにいる人達を出来るだけ助けるというコンセプトがたまらなく良い。ロンの人助けはお節介かもしれないけど、その人の為になるのは読んでいて気持ちいい。また、時事ネタを上手く絡めていて、より近くに感じるシリーズです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/16/201529
読了日:11月16日 著者:岩井 圭也
真夜中法律事務所真夜中法律事務所感想
冤罪である場合だと死者の幽霊が出てくる。死者が見える法律家の葛藤はいかにといったところ。起訴率を上げるために踏み込まないといけない、しかし証拠がないというのは歯痒い問題。今作だと死者が見える段階で真相は違うと見抜けるが、現実だとそうはいかない。死者が出てくるからこその真実には驚きました。そうか、そう来るかと。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/17/201418
読了日:11月15日 著者:五十嵐 律人
さよなら妖精 (創元推理文庫)さよなら妖精 (創元推理文庫)感想
小説は発売された後に物語が変わるわけないのは分かり切っていることだけど、それでも否定したくなる結末は何度読んでも痛みが伴う。安全な日本と戦争地帯の海外。育ちが違えば価値観、信念が違うのがよく分かる。痛烈なピンタを食らう作品です。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/18/204617
読了日:11月15日 著者:米澤 穂信
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)3 (GA文庫)落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)3 (GA文庫)感想
再読。一輝対東堂戦はシリーズでの山場でもある。アニメでも良かったが、やはり良い。黒鉄家の妨害工作に苦しめられる一輝を見るのはしんどいが、仲間の声が救いになるのは今までの頑張りがあったからこそだと思うと熱い。東堂も持久戦に走らずにまっすぐに立ち向かう姿は立派だよ… ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/15/210000
読了日:11月14日 著者:海空 りく
積み木シンドローム The cream of the notes 11 (講談社文庫)積み木シンドローム The cream of the notes 11 (講談社文庫)感想
たまにハッとさせられるのが良い。
読了日:11月13日 著者:森 博嗣
星を編む星を編む感想
最高でした。感情揺さぶられる続編でした!前作の汝、星のごとくが好きだった人は見逃し厳禁なエピソードばかり。櫂、暁海の周りにいた人達の葛藤、想いに釘付けにされました。今作をもって完結する。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/12/120044
読了日:11月12日 著者:凪良 ゆう
汝、星のごとく汝、星のごとく感想
再読。生きるって難しい。普通、世間、概念、様々な立ち塞がる壁を壁だと思わずに生きる覚悟が問われる物語で、力強いメッセージを感じます。多くの人に読んでもらいたいです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/10/201324
読了日:11月10日 著者:凪良 ゆう
スコーレNo.4 (光文社文庫)スコーレNo.4 (光文社文庫)感想
1人の女性が進学、就職、異動、様々な分岐点を描いて、変わっていく様子を見れて良かったです。じっくり人が成長していく過程は痛みもあったが、晴れやかな気持ちにもなりました。
読了日:11月08日 著者:宮下 奈都
愛蔵版〈古典部〉シリーズII クドリャフカの順番・遠まわりする雛愛蔵版〈古典部〉シリーズII クドリャフカの順番・遠まわりする雛感想
青春の光りと影、それを描かれている。文化祭では期待、才能。祭りでは想いと言葉。奉太郎、千反田、伊原、里志、それぞれの胸に秘める気持ちを覗けるのは限りなく貴重なものなんだと改めて思いました。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/07/210000
読了日:11月07日 著者:米澤 穂信
箱根駅伝に魅せられて (角川新書)箱根駅伝に魅せられて (角川新書)感想
箱根駅伝が好きな人にとっては知りたい情報の数々でした。
読了日:11月05日 著者:生島 淳
ぼくと、ぼくらの夏 (創元推理文庫)ぼくと、ぼくらの夏 (創元推理文庫)感想
探偵とワトソンが高校生なのにハードボイルドの雰囲気が漂っていて、良い。味のある会話や遠回りな比喩、掴みどころのない主人公・戸川が魅力的で、真実に辿り着いた結末は見事でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/03/210000
読了日:11月03日 著者:樋口 有介
エヴァーグリーン・ゲームエヴァーグリーン・ゲーム感想
病気、身体的ハンデ、家庭の事情、様々な困難に抗う人達がチェスを通して生き様を見せてくれて勇気が貰える1冊になってました。ただ、死んだように生きるのではなく、自分の意思で夢中になるものを掴んで離さない姿勢は素晴らしかったです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/02/210000
読了日:11月02日 著者:石井 仁蔵
厳冬之棺 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMソ 5-1)厳冬之棺 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMソ 5-1)感想
非常に魅力的なミステリ作品で、今後の作品が楽しみな作家さんですね。密室の不可解さ、序盤から暗示される怪しげな風習、真相が気になる謎でした。解決パートで明かされる事件の裏側に驚きがあり、最後まで惹かれました。ミステリ、密室好きにおすすめです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/01/213052
読了日:11月01日 著者:孫沁文

読書メーター

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ないを観てきた

青ブタ高校生編完結。

原作読んだ時にここまで主人公の咲太の内面を掘り下げるとは思ってなかったので、映画館で観れて嬉しかった。

今まで、困っているヒロイン達を助けていた咲太自身のルーツを追っていて、当たり前だけど咲太も高校生なんだと感じられるエピソードで、最後の解決も感情揺さぶられます。

家族の物語で、今までの積み重ねを経ての展開だから心に沁みるものがありました。

梓川家の危機で踏ん張った咲太は強い。また、咲太を支えた麻衣さんの抱擁感は大きかった。麻衣さんとの繋がりがまた固くなる部分があり良い。

 

翔子ちゃんが元気な姿なのは安堵しかない。

 

作中で散りばめられた霧島透子で予想出来たが、最後にあった発表は幸せ過ぎた。

テレビかな。

 

 

 

ハイキュー!! 32

ハイキュー!! 32 (ジャンプコミックスDIGITAL)

侑、治のバレー愛は羨ましい。好きなもののためにがむしゃらになれるというのは貴重だ。

ただ、バレー愛ならば日向も負けてない。

合宿で得た経験から、日向自身の価値の証明は素晴らしい。

烏野劣勢の中で、日向がバレーによりハマる瞬間が訪れる場面は何度読んでも興奮しますね。

悔しさをバネにして、影山からナイスレシーブを引き出すなんて、良すぎる。

影山も合宿を経て、おりこうさんがなくなっていくのは末恐ろしい。

 

北さんが語る才能論は身に詰まるものがあります。天才は努力を続けられるから、天才なのだ。

 

献身的な宮侑のセットアップに触発され、勢いを取り戻す稲荷崎! 最終セット後半、劣勢の烏野に更なる攻撃を畳み掛ける宮兄弟を思いがけない一本が止め…!? 繰り返した学びと実践が、いま結実する――!!

2023年12月購入予定&注目作品

12月の作品チェックリスト。

 

12月4日

ジャンプコミックス

あかね噺 9

アオのハコ 13

ショーハショーテン! 6

チェンソーマン 16

12月6日

小学館文庫

十の輪をくぐる

・文春文庫

禁断の罠

12月8日

・宝島社

名探偵じゃなくても

小学館

タスキ彼方

電撃文庫

どうせ、この夏は終わる(1)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人(1)

レプリカだって、恋をする。3

12月13日

講談社

一線の湖

12月15日

GA文庫

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)19

講談社文庫

風が吹いたり、花が散ったり

12月18日

ガガガ文庫

十五光年より遠くない

・サンデーコミックス

ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶ー(7)

12月19日

ヤングジャンプコミックス

ガス灯野良犬探偵団 1

花は咲く、修羅の如く 6

12月20日

・光文社

暗い引力

・ことのは文庫

「泣ける話」をひとつください。 あきらめの悪い編集者と忘れ去られた推し作家

12月25日

メディアワークス文庫

ただ、それだけでよかったんです【完全版】

・MF文庫

探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。(1)

12月27日

・電撃コミックス

ざつ旅ーThat's Journey- 10

ビックコミック

駅伝男子プロジェクト(3)

ハイキュー!! 31

ハイキュー!! 31 (ジャンプコミックスDIGITAL)

いつも頼もしい西谷が狙われて、焦るなんて… そこで声かける旭さんよ。二人の仲は固いなと。

表紙の通り、西谷はもちろんだけど、木下も外せない。ベンチにいることが多いけど、皆みたいに活躍したいと思う木下の感情はよりぶっ刺さってくる。凡人を自覚した木下がヒーローになった方法がえもくて仕方ない。

 

また、稲荷崎の北さんの徹底した自己管理や感情のコントロールは地味な様だけど、素晴らしい。

宮侑のサーブに狙われて、レシーブミスを重ねる西谷…!! 第2セット、勢いづく稲荷崎の猛攻に点差が開く中、烏野は稲荷崎優勢の流れを徐々に崩していくが…!? 巻き返しの糸口を掴めるか!? 西谷、試練の時!!