羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

狼と香辛料VIISide Colors

狼と香辛料VIISide Colors (電撃文庫)

 

ロレンス視点ではなく、ホロ視点多めの1冊になっていて新鮮でした。

中編1本と短編2本が入っていて、最初の中編では頼れる存在として少年、少女の旅に同行して、からかいつつも、しっかり道を示しているのは流石でした。純粋な気持ちで旅をする2人は眩しかったです。

 

短編ではロレンスを翻弄するいつもの姿。

体調を崩して、ロレンスとの距離を考えたり、珍しく嫉妬しているホロ。まだまだ先は遠そうだ。

ロレンスと出会う前のホロを見るとロレンスと出会って変わったんだなと感じました。

 

リュビンハイゲンでの騒動が丸く収まったことを祝し、ホロとロレンスはノーラと食事をしていた。しかし、体調を崩したホロは、不覚にも宴会の最中に倒れてしまう。そんなホロを見て、ロレンスは看病をしようとするのだが…?シリーズ初のホロ視点で語られる書き下ろし「狼と琥珀色の憂鬱」に加えて、ロレンスと出会う前のホロの旅を描いた「少年と少女と白い花」、港町パッツィオでの二人の買い物風景「林檎の赤、空の青」など、「電撃hp」に掲載され好評を博した2編を収録。絶好調の新感覚ファンタジー、“色”をテーマに綴られた珠玉の短編集。

2022年9本目映画TANG

先日から公開されたTANGを観てきました。

主演の二宮さんが春ドラマ、マイファミリーでダメ夫を演じていた分、TANGでもダメ夫を見れて嬉しいです。

演技力が抜群だなと改めて思いました。

題材としては、前に進めなかった主人公がある日、ポンコツロボットと出会うことで変わっていくというもの。

わりとよくある展開ではありますが、人とロボットが探り合いながら共に歩いていくというものは胸に刺さります。

 

最初から最後まで飽きさせない展開で、一体どこに行き着くのが見守りたくなる関係性が築かれていました。

 

何か逃げたい人、逃げたくない人の背中を押してくれるような作品でした。

 

ダメ夫とポンコツロボットの愛すべき旅の話でした。

互いに影響を与え合う、大切な繋がりが見えました。


クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

 

社会人の組織に縛られ、振り回される者達の歯痒さを描くのが上手い。

規模が大きい事故を追うことになった、地元新聞会社の中で起こる様々な葛藤には、暗い気持ちになりますが追いたくなる魅力がありました。

人の底を覗く危うさが逆に惹きつけてきます。

仕事に対するスタンスが違う人との衝突は上司、部下問わず嫌なものだ、

また、実際に働く新聞記者の人もこんな修羅場をくくっているのかなと考えてしまいます。

 

主人公が色々な思惑に絡み取られていく様は歯痒さがありましたが、最後の最後で晴れやかになっていく様は見事でした。

まさに、クライマーズ・ハイといった締めくくりでした。

 

山に登りたくなります。

 

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。

最後の鑑定人

最後の鑑定人【電子版特典付き】 (角川書店単行本)

 

非常に魅力的な短編集でした。

科捜研という、事件を解くうえで必要な部門。

科捜研で優秀であった土門が様々な事件を科学の力を駆使して、真相にたどり着くのが魅力的でした。

科学の力は確かに犯人を追い詰めるには必要な力になるが、使い方を誤れば、後悔することになる。

良い面と悪い面を描いていました。

 

作品を通して、真相にたどり着くのが魅力的でした。そうやって調査するのかという驚きと事件の裏にある人間の心が浮上がっていく様子は読み応えがありました。

犯人の境遇を掘り下げることで、事件を解決すれば終わりではないのが、作品の良さですね。

捕まった後も続いていく人生を考えさせられます。

 

「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」

「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」
「最後の鑑定人」と呼ばれ、科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠。ある事件をきっかけに科捜研を辞めた土門は、民間の鑑定所を開設する。無駄を嫌い、余計な話は一切しないという奇人ながら、その群を抜いた能力により持ち込まれる不可解な事件を科学の力で解決していく。孤高の鑑定人・土門誠の事件簿。
『永遠についての証明』『水よ踊れ』で業界の注目を集める新鋭が正面から挑む、サイエンス×ミステリ!

サイレント・ウィッチ IV 沈黙の魔女の隠しごと

サイレント・ウィッチ IV 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

 

すっかり、学園での生活に慣れてきたモニカ。

モニカが成長していて、周りの登場人物とも馴染んできている。

作品として安定のシリーズになってきました。それが歯痒くもあるが。

最初の頃のドタバタ感が薄れてきているのは残念。モニカはキャラ的にドジっているときこそ、輝くと思うのだが。

様々な人物にスポットが当たっていて、キャラの掘り下げをするのも良いが、やはりモニカをプッシュして欲しいなと。しかし、モニカが以前と比べて人を人だと認識しているのが分かるのは良かったです。

また、モニカの友人からの贈り物は胸に込み上げてくれものがありました。

 

モニカの父関係、第二王子・フェリクス周り、暗躍する陰が感じられ、今後どうなるか。

 

フェリクスに影が見えてきて、モニカはフェリクスとどう向き合っていくのか気になります。

 

 

学園祭で最大のピンチ到来!? 協力者たちも総動員で第二王子を守りきれ!

チェス大会での侵入者騒ぎをよそに、第二王子のお披露目のため学園祭は強行……そんな状況を不審に思いつつ、モニカは悪役令嬢や〈結界の魔術師〉と護衛計画を詰めていく。
しかし準備は万端かに思われた当日の朝、七賢人〈深淵の呪術師〉から学園に呪具が紛れ込んだと報せが舞い込む!
殿下の護衛、呪具の回収、正体の秘匿――モニカにとって最初で最後の学園祭を無事に乗り切ることはできるのか!?
魔女最大の危機に協力者が集結する、極秘任務・第四幕!

【シリーズ続々重版、魔女ファンタジーの新定番! WEB版から大量加筆で、怒涛の学園祭編が開幕!】

チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日

チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日 (電撃文庫)

 

新八角先生の描くファンタジーはやはり良い。

世界観と人物の描き方が好き過ぎる。

 

小さな子は確かに怪物だ。そんな子でも無慈悲な災害に遭えば怪物でなくなってしまう。

主人公・アシトは目の前で無くした姉を忘れられずにいて、とにかく姉を探していた。

そんな時に、新しい指揮官のユアが現れる事で動き始める。

アシトの幼なじみ・エリンもいて、アシト、ユア、エリンの3人が四苦八苦しながらも結束していくのは絆が感じられて良いです。

 

子供しか戦場に出られない世界で大人の陰謀に苦しみながらも、自分の気持ちを貫くアシト、ユア、幼なじみの・エリンの姿に胸を打たれます。

今まで、見えてなかったもの、見て見ぬふりをしていたことと向き合っていくのは難しいですけど、真っ直ぐにぶつかっていくのは眩しい。

 

再び、怪物になったアシトだが。

ユアとエリンはどう動くのか楽しみ。

 

最後まで、描いて欲しいですね。

 

シリアスと和やかな日常、上手いバランスを取っていた作品でした。

 

その日、少年は怪物になった――。人型兵器を駆り、巨大生物を討て。

環太平洋沖に突如現れ、多くの人命を奪って世界中の海域を支配した謎の巨大生物レヴィヤタン――通称レヴ。
通常兵器では到底歯が立たない怪物に対抗するべく、人類が生み出したのは、レヴの死骸からなる機体に子供を乗せて戦わせる人型兵器《ギデオン》だった。
地方の民間ギデオン搭乗者として働いていた高校生・善波アシトと、その幼馴染の宮園エリン。ある日、二人のもとに、戦闘指導官として国連軍のエリート・風織ユアが現れる。境遇の違いから、初めは衝突し、すれ違っていた三人も、厳しい訓練と任務の中で、やがて確かな信頼関係を築いていく。
そして、死と隣り合わせのレヴとの交戦の中で、アシトは覚醒の時を迎え――。
海と喪失を巡るロボットジュブナイル

鴨乃橋ロンの禁断推理 7

鴨乃橋ロンの禁断推理 コミック 1-7巻セット

 

ロンの昔を知る、フィン先生が登場。

事件を解く専門が違うとは言え、ロンを遥かに凌駕する推理力を発揮していて、流石といったところ。

ロンが遅れを取る様子は新鮮でした。

 

毎回だけど、事件の入りと解決の出口がスムーズで楽しく読める。

帯のミステリ作家達の評論を読むと、評価されるのが嬉しいです。

巻末のトトの誕生日祝いのわちゃわちゃ感が賑やかで愉快でした。

 

ロンの過去に徐々に迫っていて、真相が気になります。

 

真夜中の撮影中、ピエロの持つ風船に混ざって浮いていたのは人間の生首だった! 目撃後、消えた生首は錯覚かリアルか!? トトと「打倒カワセミ」に燃える雨宮が休日返上で捜査するが…!? 訳あり探偵とピュアな迷刑事の異色コンビが事件に挑む、探偵活劇第7巻!!