羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

東京創元社

九度目の一八歳を迎えた君と

教室が、ひとりになるまでで作者を知り、新作を読みました。今作は静かにそして、淡々と重い事実浮かび上がってきていて、分かっていいのかと思いつつ、油断していたら本命が襲ってくる感じか。昔、恋をしていた少女が高校3年生を繰り返しているというのは気…

だから殺せなかった

第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作おれの殺人を言葉で止めてみろ。連続殺人犯と新聞記者の新聞を使った紙上戦。凄い情報量と登場人物の細やかな機微の変化を描写していて、物語に引き込まれていきます。次々と明かされていく事実に振り回され、辿り着く真実には…

探偵は教室にいない

(内容)わたし、海砂真史には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由から…