電撃小説大賞銀賞受賞作
王道な物語で、多少物足りなさを感じるが、読み終えた後は爽快な気分になる。終わり良ければそれで良しみたいな感じか。
主人公の水無月が危険なオートマタということで世間に認知されてるというのに、自分の破壊衝動を優先して、言い訳するのは身勝手過ぎるかなと。ただ、最後に葛藤を乗り越えるところが書かれていて、来るものがあった。次巻以降、水無月がどう立ち回るのか楽しみ。あと、アイスに関心を示し黙々と食べるのは可愛い過ぎ。流石男の娘!
ヒロインのカノンとリタは水無月に振り回されながらも自分を示していってほしいなと思います。