シリーズ最終巻。
前巻、殺人を犯してしまった音羽と小夜歌に京也の魔の手が迫る。
正直、京也に殺人を咎められても…と思うのは内緒。ただ、御笠の心を苦しめるものを排除するというのは、京也の心変わりを示していた。
せっかく復讐を果たしても音羽と小夜歌は苦しめられれんだから、人を殺すというのはどれだけ心に負担がかかるっていうのが分かりました。目が曇ってるうちは殺人を目標に動けるけど、いざ殺したら、その先のことは考えられないよ。
音羽と小夜歌が疑心暗鬼になり、落ちていくのは悲しかった。殺人しても救われなかったね…
そして、音羽が想いを詰めたタイムカプセルの中身には心を撃ち抜かれました。
音羽と小夜歌には幸せになって欲しかった。
まだまだ続きが読みたいと思うシリーズ最終巻でした。