正統派の純愛になっていきそうなラブコメでした。
主人公・朝陽が冷たいと言われている美少女の冬華とふとしたきっかけで知り合い、2人の距離が近づいていく過程が丁寧で、冬華が朝陽に心を許していくのが凄く良いです。
簡単に絆されるのではなく、しっかり段階を踏んでいくのが大事ですね。
朝陽のお人好しに慣れて、冬華も素顔を見せるのが微笑ましいです。
2人のまったりとした空気が素晴らしいです。
ただ、朝陽、冬華共にまだ明らかになってないところがあるので、気になりますね。
また、朝陽の友人カップルも闇がありそうで、登場人物達の掘り下げを読みたいです。
出だしとしてはゆっくり目だったが、次巻はどうなるのか楽しみです。
(あらすじ)
「私に構わないでください」ぶっきらぼうながらも世話焼きな火神朝陽と心を閉ざし、他者を寄せ付けないことから“氷の令嬢”と呼ばれる氷室冬華。マンションの隣に住んでいるとはいえ、関わる機会がなかった二人だが、朝陽のお節介から冬華との関係性に変化が訪れ…。第8回ネット小説大賞受賞作!じれったくも甘酸っぱい遅効性ラブストーリー。