羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

just because

  2017年秋アニメ 10月から放送開始し、先日最終話を迎えたjust becauseの原作小説。

 高校三年生の12月終業式から始まる冬の群像劇。高校生活が終わりに向かう中、静かに、そして、動き出す物語ーーーー


 いやー素晴らしい!新たな鴨志田一節を見た!今までの作品だと主人公ががっつりヒロインと絡みあってたんですが、今作の主人公泉瑛太は想いを大事にしていて、曖昧にしていたくないというのを感じて、読んでて悶えました。ヒロインの夏目美緒はかつての片想いを抱えていたまま過ごしていたが、瑛太か転校してきて、状況が一変し、片想い相手の相馬と関わることになる。しかし、片想いをただ引きずっていただけで本当に好きな相手は中学が同じで、なんだかんだ近くにいる瑛太だと気づいたときの美緒は正に恋する乙女でしたね。


 アニメだと、他に沢山のキャラのドラマがあったのですが、原作小説だと瑛太と美緒の心の揺れ動きを描いていました。なので、アニメを見てない状態で今作を読むと物足りないのではないかなと思います。今作を読んで、もっと知りたいと思った人は是非アニメを見てください!! そして、もっともっと語りたいのですが、語彙量の足らなさからここまでとします。本当に良い作品です。