青春グラフィティ、第4巻。
本編完結。
夏休みが終わった浩人達に輪月高校が廃校になるという情報が来る。
高校自体がなくなれば、シンドロームが消えてしまうのか、浩人は死を回避出来るのか?
実際に、旧校舎の取り壊しが行われた時、空想と思われた能力が現実に現れ始めるーー
大人の事情を考えれば、集団催眠とか色々問題があるから、壊したいんだろうけど、生徒たちや親御さんの声もあるからリアルに置き換えたら無いだろう。
1巻から敵だと思ってた生徒会が実は…みたいなのは、最近読んでなかったが、ありがちだよね。
浩人達みたいに自分を抑えられるなら、存続を望むだろうけど、能力に溺れたり、怯えたりする人が多いだろうから、廃校が妥当だと思うんだけどね〜。まぁ、物語だからひっくり返すのが良いんだろう。
1巻読んだときはワクワクしたけど、続いていくうちに尻すぼみしたかな。まぁ、まとまってるから読みやすかったけど。あと、作者の死に対する考えは良いなと思った。
作者は今作をココロコみたいに、あまり広げすぎずに書いたような、一種実験作だったように思える。
最終巻である次の後日談はどんなやつか気になる。