原作、漫画が好きな小説家と漫画家とあっては読まずにはいられませんでした。
お笑いがテーマで、主人公・四十万と相方・東片がそれぞれ笑いを大事にしている2人がタッグを組んでいく。互いの背景もしっかりあって、応援したくなりました。
四十万は内気で踏み出しづらいところを東片が上手く舞台へ導いていて、良い導入でした。
四十万がネタを考えて、東片がネタを最大限に発揮する。良い感じに補完しあっているようで、実際に作中のネタには頬が緩みました。
ただ、いつかは壁にぶつかるだろうなと。
四十万の家族説得で見えた父母の考えやなりそめにはグッときました。
東片は家族事情で何かありそうです。
お笑い芸人を目指す試練として参加した大会が大きい壁になりそうだが、逆境を跳ね返そうとする四十万と東片のネタはどうなるのか、次巻が非常に楽しみです。
そして、お笑いをテーマにしているだけに、家族を笑わせることやお笑い大会で笑わせること言葉で分析して説明していたので、わかりやすかったです。
今作を読むとお笑い芸人がより好きになっていきそうです。
お笑いのセンスはあれど、人前では緊張してしまう内気な少年・四十万畦道! かたやネタは作れずとも表現力はピカイチの元天才子役・東片太陽! 生きてきた道も違えば、性格も違う高校1年生の2人だが、目指す目標は唯一つ“お笑いの頂点”!! 全力で夢へと駆けてゆく「お笑い」青春ストーリー第1巻!!