主人公・五郎は倫理的に
幼なじみの美香は世間的に
幼なじみの貫地は社会的に
それぞれ、抱えている愛がある。
それは簡単に人には言えない秘密。
だからこそ、秘密を共有し、互いを認識することで落ち着き、仲が良く固まる。
最初は軽い語り口で、コミカルな会話が目立ち、軽い作風なのかなと思ったが、五郎達が目指しているものが見えていくことで、のしかかってくる愛の壁。
悩み、苦しみ、それでも前に進もうとする、五郎達は立派に映りました。
最後は苦いような、晴れやかなような、受け取り方は人それぞれですね。
良い作品だと思いました。