2018-06-28 ハル遠カラジ ライトノベル ガガガ文庫 平浦ファミリズムでデビューした、遍柳一先生の新作。機械が主人公で元女で、主人は未完成な少女ということで、荒削りで、だけど苦悩は良く伝わってくる。た だ し、物語という面で見ればもう少し魅せて欲しいというのが本音か。一冊まるまる機械のテスタの悩みを淡々と読まされるのはちょっと、構成が悪いんじゃないかと。しかも、上下巻構成で投げっぱなしエンドは非常にモヤモヤする。このモヤモヤは次巻を読んだら取り除かれるのか…正直、期待値が高かっただけに残念な気持ちが先行してしまったのは、なんとも。