空の青さを知る人よ、しんのと慎之介視点から描いたスピンオフ作品。
個人的に映画で感情移入した2人を文章で心情を分かるのは助かります。
18歳のしんのが1人になって、考えてたことや、あかねへの想いが切ない。しんのが物語を動かすきっかけになっていただけに、最後スッキリして去ってくれて良かった。
31歳の慎之介は映画でも、小説でもうじうじして、本当にしんのだったのか疑わしい。だが彼なりにどうすればいいのか迷っていて、そんな彼も過去を吹っ切れて良かった。あかねを幸せにするために、頑張ってほしい。
物語を別角度から見れたので、映画と原作小説に触れた人はこのスピンオフも読んでほしいです。
自分は13年前の自分に胸を張って、前に進んでいると言えるのか考えさせられます。しんのみたいな生き方に憧れる。