電撃小説大賞銀賞受賞作
優しいファンタジー作品でした。
主人公のウォレスがリィリ、ルチアと交流を深めていき、自分のあり方、失った記憶を見つけだす流れはありがちかもしれませんが、人と人の繋がりの大切さを感じさせるもので、読み終わったら、胸が暖かくなります。
ゆっくり、しかし、確実に移ろう感情を是非読んで確かめてください。
これからの作者の活躍を期待しています。
キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)
今巻は全体的に薄味で、サラーと軽く読めました。
「育てる国」
・まず、育てるって自分の名誉の為にしてる時点であっ…って感じです。子は親を選べないというが、親が子を選んだら上手く言えないが外れる気がする。ティーの吐く言葉が刺さる話。
フォトの日々
「見えない真実」
・真実を伝えるのはいつだって、人間の言葉だ。題名の通り真実は見えない終わりで、その余韻が悲しい。それが望んでいた形に近いとしても。
「残されたもの」
・何かを残すには、手紙や写真が最適かも。写真は視覚的にも心に残りそうだ。幸せな瞬間だけでなく、悲しい時も残していかなければいけない。本当にそう思う。
言葉、ファンタジー、SF要素、全てが自分のフックに引っかかりました。
興味が深まり、手にとって読んでみたら、超超超面白かったです!
カジキが旅の道中で出会う"友達"達との縁はとても良くて、物語の終盤でぶつけ合う想いに胸が震えました。
そして、物語全体の謎が明らかになった時には涙が込み上げそうで、終盤にかけての怒涛の展開は美しかったです。
最後まで読んで、この作品のタイトルの意味に触れたら、感動します。
少しでも興味があるならば読んでほしい力作です!
以前から面白そうだと思ってたが、絵や物語が自分に合うのか分からず、読めませんでした。ただ、このラノダブル1位、ということで1巻は読んでみようと思いました。
読んでみたら、ビスコとミロの熱い旅でした。次々と現れる敵を撃破しながら進むので、もう少し1回1回の戦闘を比率を高めても良いかな。あと、最後の戦闘は超次元過ぎて、それまでの戦闘を軽くしてしまう気も。まぁ、全体的には楽しめました。
ビスコに引っ張られる形でミロも熱く強くなっていき、終盤の展開を盛り立てていて、男と男の友情は熱いですね。
ビスコ、ミロ以外にもパウー、チロル、ジャビ、アクタガワが良いキャラしてて、ご馳走さま。
手に汗握る展開が続き、気が緩むことなく最後まで駆け抜けました。そのおかげが読み終え後は心地の良い疲労感が得られました。
癖が強い作品ですが、ハマればたまりません。
(内容)
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」高校入学早々ぶっ飛んだ挨拶をかましたえらい美人、涼宮ハルヒ。誰もが冗談だと思うこの言葉が大マジだったことを、俺はのちに身をもって知ることになる。ハルヒと出会ってしまったことから、気づけば俺の日常は非日常になっていて!?ライトノベルの金字塔が、豪華解説つきで襲来!
(感想)
超超超有名作。深夜アニメの象徴みたいな感じもあって、知名度は計り知れない。
自分もアニメ見てて、原作が気になってたが、当時はそんな予算はなく…
しかし、角川文庫から出るとのことで、これは読むしかないと思いました。
読んでみたら、面白い面白い。アニメだけでも強烈なインパクトを与えられていて内容を覚えていたが、それでもぐいぐい引っ張られる。涼宮ハルヒという少女を生み出しただけでも凄いと思います。
そして、キョンはアニメと小説じゃ受け取る印象が違いますね。自分は小説の方が好きかと。キョンの語りが面白いし、やれやれ主人公の走り手ですかね。
1巻だけでも完結してるので、構想だと単巻を考えてたのかなと思うと予想以上に反響があったんだと思います。
2月1日から公開されている、池井戸潤先生原作の七つの会議を観てきました。
日本の社会人は必見な内容でした。
会社で働く大変さがこれでもかと詰め込まれていて、観ていて、心がすり減りそうでした笑 会社内の不祥事を知って見て見ぬ振りをして過ごすようなのはしたくないと思いました。日本人は会社から、社会から切り離されりことに敏感になり過ぎてるのかもしれない。
最近、仕事を苦に、自殺する人が多いですが、会社や仕事よりも自分の命の方が大切なんだと改めて感じました。
誰が悪いとかではなく、不正はなくならない。ただ、不正はいけないと声を上げるのが一番の道なんだと強いメッセージを受け取りました。
原作とパンフレット買いました。