- 作者: 水埜アテルイ,ななかぐら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/11/01
- メディア: 文庫
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(内容)
放課後は己の好きなことに使う、そんな帰宅部生活を謳歌していた高校生・榊木彗は、美人教師から学年の問題児・日羽アリナの毒舌を更生しろと命じられる。「目障りだから消えてくれる?」「すまんな、俺に瞬間移動能力はないんだ」成績優秀・容姿端麗、なのに口の悪さでぼっちなアリナと、彼女の毒舌をジョークで打ち負かしていく彗。「アリナ、我々は今日からテニス部の手伝いをする」「はあ?」アリナのコミュ力向上のため口八丁で丸め込み、部活動や生徒会にも参加。徐々に彼女もデレを見せ始め…「可愛いって、し、知らないわよ!」自由気ままな帰宅部員と性格0点美少女の更生ラブコメ、ここに開幕!
(感想)
毒舌少女・アリナを更生するためにジョーク魔・彗が様々な生徒の困り事などに手を出していき、アリナを巻き込んでいくという感じで展開されていく。
アリナの毒舌を直すために協力していた彗だが、途中でアリナの秘密を知ったことで少し揺らいでしまう。アリナの秘密は…本編でお楽しみください。
読み始めは明るい感じで進むのかと思いきや、アリナの秘密が物語に少し重みを加えていましたね。
読み終えたら、アリナの毒舌は別に読んでてストレスじゃないし、物語の鍵になっている。しかも、段々と彗に対して柔らかくなってくるのも分かり、良いスパイスだ。終盤に明かされた日記のところはにやけが止まらない。
彗は終始適当にふざけた言葉回しが癖になります。トマトジュース好き過ぎだ。
1巻読んだ限りだと続巻ありきなのかと思う内容だったので続きが出ることを祈ってます。
・アリナの毒舌はどうなるのか?
・彗と白奈の関係は?
回収してないし終わってないので。
久しぶりに毒舌ヒロイン読んだ気もするけど、悪くないなーと思いました。