羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

不死人の検屍人 ロザリア・バーネットの検屍録 骸骨城殺人事件

不死人(アンデッド)の検屍人 ロザリア・バーネットの検屍録 骸骨城連続殺人事件 (星海社FICTIONS)


この作者の作品は初めて読みました。ガガガ文庫から出てる「魔法医師の診療記録」の存在は知っていまして、読もうかなーと思ってたら丁度今作が出たので、こちらから読んで見ようと思いました。

まず、面白かったです。設定的に条件付で死者がアンデットとして、生まれ変わるというのが良い味出していて良かったです。

呪われた城に集まる花嫁たちが次々と死んで、ゾンビになったりして結構残酷。これ、どうやって物語に片付けるのかと思ったら、犯人は当てられましたが、動機が凄すぎて呆然となりました。


そして、主役二人、アンデットハンター・クライヴとアンデット検屍人・ロザリアが正反対の主張を持ちながら、協力し合いぶつかり合いながらちょっとずつ心が近づいていくのが読んでて好きになりました。完全に仲良くなるわけではないですが、これから腐れ縁になっていきそうでほっこりします。



続くなら絶対に読みたい作品です。面白い作品ですので、興味がある人は是非読んでください!