- 作者: 本多孝好
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/05/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
7月から9月にかけて、全8話で放送されたドラマ「dele 」
ドラマを全話見終わってから読もうと思ってたので、楽しみに取ってました。聞いていたのですが、ドラマとは違う話でしたので、ドラマを見てても楽しめます。
(内容)
「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する」。それが『dele.LIFE』の仕事だ。淡々と依頼をこなす圭司に対し、新入りの祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、謎の写真、隠し金―。依頼人の秘密のデータを覗いてしまった2人は、思わぬ真相や事件に直面してゆく。死にゆく者が依頼に込めた想い。遺された者の胸に残る記憶。生と死、記録と記憶をめぐる、心震わすミステリ。
(感想)
短編構成でサクサク進み、読みやすかったです。それとドラマを見たからか、菅田さんと山田さんなどの俳優さんの声が脳内で再生して読めたので、良かったです。
どの話も考えさせられるものばかりで、人が消してもらいたいものを扱うということでデリケートな雰囲気で進めのですが、ドラマと同じで祐太郎が中和してくれます。ドラマでは描かれなかった祐太郎の私生活もあって、ドラマ視聴者でも楽しめます。
ドラマ最終回を迎えて、ロスを感じそうですけど、小説で補えました。
気になる人は是非。
では〜