羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを2

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 2 (富士見ファンタジア文庫)


自分がやりたいこと、やらないといけないことをはっきりとする大切さが伝わってきました。

(あらすじ)

ここは、この異世界でただひとつのコーヒーが飲める場所。現代からやってきた元高校生ユウが切り盛りする喫茶店だ。アイスコーヒーやパンケーキ、照り焼きバーガー、親子丼ならぬ親子パン等など新メニュー開発はもちろん、お客さんの話をカウンター越しに聞いてあげるのも喫茶店のマスターの仕事。女の子にモテたい。一生だらけて生きたい。ずっと愛しのあの子のそばにいたい。立派なお届け屋さんになりたい…この世界の住人たちにも様々な「夢」がある。そして、毎朝のようにカフェ・オ・レを飲みに来るようになったリナリアにも…?とびきりの料理と飲み物で、今日も異世界喫茶は賑わいます。


今回はお客さんの様々な事情が見えてきて、その方達の生き方が誰もが迷い悩みながら、掴んでいくものだからこそ、心に響くエピソードばかりでした。

特に冒険者を目指してきたガトリさんが自分の大切なものはなんなのかを知り、動き出したのはとても良い話でした。

あと、賭博の才能を持つおじさんの生き方はファンタジーの世界観だからこそ、尊いものだったのではないかと思います。


リナリア、ノルトリ、シルル、みんなユウの力になってるし、ユウに助けられているという関係が良い。


ユウも自分の夢を探していき、どこに向かっていくのか楽しみです。


迷っているときに読むと落ち着きますね。