歌姫が隠していた気持ちとは。嘘は難しい。
(あらすじ)
ここは、この異世界でただひとつのコーヒーが飲める場所。現代からやってきた元高校生ユウが切り盛りする喫茶店だ。いよいよ迷宮街に歌姫がやってきた。日に日に賑やかさに拍車がかかる街の喧騒から離れるように、ユウの店は深夜営業中。そんなある雨の日、ユウは店の裏口に座り込んでいた、真っ白なドレスに身を包む鳥族の女の子ティセと出会う。「わたし、またここに来ていいですか?」深夜に集う「ろくでなし」なお客さんたちのなかで、いつの間にか場違いな常連となっていたティセ。どうやら彼女こそ祝祭の主役である「歌姫」そのひとらしく…?
歌姫のティセが主役の今回。
雨の日に出会って始まる関係って良いよね。
最初は恐る恐るユウのお店に来ていたが周りのお客さん達と仲を深めていって居心地の良い場所を見つけて気持ちを落ち着けるのは大事。
ただ、ティセには歌姫という立場がある。
ティセが抱えていた気持ちは吐き出さないといけなかったが、ユウが懐に踏み込んでいったことで不幸な結末にはならなかった。
最終的にティセが仲良くなった人達が背中を押す展開は響きました。良かった。
相手から距離を置くのも大事だが、思い切って飛び込むのも重要っていうことをユウは知った。
なんだかんだで悪い人がいないのが良いです。
ポニーさんが言う、夜に外に出ているやつはろくでなしというのもなかなかいい。
ろくでなし達の生き様は良かったです。
深夜営業に以降してリナリアやアイナ、ノルトリの出番が少なくなったのは残念。
これから出番増えると良いなぁ。
ユウが元いた世界に戻れるのかというのも気になるし、戻れることになっても戻るのかというのも気になります。