あぁ、終わってしまうなんて寂しい。
優しくて暖かいイセコーの世界観が好き過ぎて住みたいぐらいです。
さて、最終巻なんですが、ユウが元の世界に戻ることに?な話。
常連客のあの人がまさかそんな役目を担っていたとは思いませんでした笑
ユウは本当の気持ちとは反対に仕方ないと諦めてしまう。
元の世界に戻るのか、リナリアへ気持ちを伝えていない。
いつも店主として客の悩みに寄り添ってきたが、自分のことになると思うようにいかない。
ただ、そんな時に周りの皆がユウを支える。
ユウが今まで繋いできた縁が回り回って戻ってくるありがたみが伝わってくるのが素晴らしい。
アイナがまさか重要な役目を担うとは始めの頃は思いませんでしたが、人は変わっていきますよね〜。
リナリアともキチンと向き合って、すれ違いながらも掴んだ喫茶店はとても幸せな場所だったんだなと心に響く終わり方でした。
最後のリナリアとのイチャイチャはニヤニヤが止まりません。
読み終わった後の彼らの幸せを祈らずにはいられませんでした。
(あらすじ)
ここは、この異世界でただひとつのコーヒーが飲める場所。現代からやってきた元高校生ユウが切り盛りする喫茶店だ。異世界での暮らしにも慣れ、三度目の年越しが近づくある日、ユウは意外な人物から「元の世界に帰るべき時」が来たことを告げられる。コーヒー好きの竜族ファルーバさんからは“竜の花嫁”探しの手伝いを頼まれるし、常連さんと新年を祝うパーティーの準備だってある。それでもやっぱり頭をよぎるのは、試験を終え一時的に街に帰ってきたリナリアのこと。想いを伝えたら迷惑なんじゃないか、とか。あれこれ悩むユウに、容赦なく異変は起こり始めて―!?