羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

育ちざかりの教え子がやけにエモい2

育ちざかりの教え子がやけにエモい 2 (ガガガ文庫)

 

1巻で起こしたひなたの行動がクラスメイトに影響を与えていて、その変化を人物ごとに書かれていて、1巻よりサクサク進んでました。

今回は達也とひなたが過ごすシーンが少なくて、あまり達也にストレスを感じることがなかったです。1巻で甘やかしてるのが妙に触ったのでそこが減ったのでスラスラ読めました。

 

同じグループの3人娘の胸中をよく描いていたので、これから彼女らがどうなっていくのか気になります。みんなひなたの行動を怪しんでいて、捉え方が違うのがひなたの掴み所のなさを強調しているのかな。

美優ちゃんが暴走した時にはひなたが見せた狂気的な顔はそれだけ達也を想ってるのが伺えました。また、最後に気持ちが溢れてしまうところに中学生らしさを感じました。

 

今回ひなたの母と父のことが明かされ、これからひなたと達也は…

達也は元カノの明日香さんとどうなるか次第だが、どうかな。

美優ちゃんは友達がいるから大丈夫だろう。

だか、ひなたは1人浮いている。

どうする。

 

 

(あらすじ)

椿屋ひなたが風邪を引いた。担任として、お隣さんとして、彼女の看病はもはや義務のようなものだ。だが体調不良であっても、椿屋ひなたは椿屋ひなたである。「ねえお兄」「どうした」「服、着替えさせて」…それはさすがにおかしくないか?いや、中学生相手に意識している俺がおかしいのか?けれど、これはほんの序の口だった。俺はまだ気付いていなかったのだ。彼女も、それに他の生徒たちも。中学二年生には、風邪よりよほど罹りやすい病があることを―。“育ち盛りすぎる中学生”とおくるエモ×尊みラブコメ、第2幕!