羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2020年 13本目 映画 人数の町

中村倫也が主演で、オリジナル作品ということで見に行きました。

衣食住保証されている町でその中にいる間は多少リスクはあるが安全に過ごせる。

ただ、1度入ったら抜け出せない。

終始不気味な雰囲気で進んでいき、自由とは何か?を解い続けられる印象でした。

確かに町にいれば過ごしていれば楽だ。

だが、それで良いのか?

常に誰かの指示を受けて何も考えないで動いていたら、自分の意思がなくなる。

足下からじわじわと浸食されていくようでした。

人数の中に埋もれてしまったら、抜け出せないのが悲しくも現実的なのかな。

人間が人数へ変わるのは生々しくもリアルでした。

最後に主人公の蒼山は選んだなと自ら進んでいったのでバッドエンドではないのかなと。

観た人によって解釈が異なる映画になっていて、自分の中で咀嚼していかないといけない気持ちになりました。

自分は自由とは思えないが、自由と思う人もいると思う。


挑戦的な映画でした。

https://www.ninzunomachi.jp/


パンフレットの主演2人のインタビューと監督の日誌は読んで良かったなと思いました。

 

 f:id:WING31:20200907111450j:plain