今回はしまむら視点が多く、帰省に付き合って祖父母達に会いにいくことで自分の悩みや気持ちと向き合っていくことに。
昔から知っている犬・ゴンと戯れている中、心の中で自分に問いかけるしまむらは優しいんだけど自分では気づけないのが、しまむららしいなぁと。
周りの大人達が人生経験の差からかしまむらに掛ける言葉がどれもしまむらが必要としていることっていうのが良いですね。
しまむらは潔癖だからこそ自分に厳しいのかなと。
前巻の安達からの長電話を切った真相は呆気ないもので、しまむらからしたら支離滅裂だったらそうなるよな。
そして、安達の気持ちに気づいたしまむらが安達を試していて良い性格だ笑
そして、夏祭り。
1年前は一緒に行けなかったけど今回は浴衣も来て、2人は一緒に行く。
しまむらの中で安達の存在が膨らんでいたからこそ最後の安達からの告白への返事だったんだろう。
2人のこれからが楽しみです。
特に変わらない気もするけど、安達が暴走するかな。
しまむらの変化が見える1冊でした。
喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、自ら先へ先へと進もうとしていた。「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」「そうなんだ…何泊?」「三泊四日の予定でございます」「じゃ、じゃあ。四日後、また来ても…」「あー、じゃあ帰ったら電話するから」「待ってる」そして迎えた花火大会の夜。浴衣を身に纏い、お祭りの喧噪の中を歩く二人。安達のしまむらへの想いは、花火とともに大きく舞い上がる。