羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

アオのハコ 4

アオのハコ 4 (ジャンプコミックス)

 

三角関係の推移が非常に良い。

距離感の詰め方、広がり方が非常に巧みで、千夏、大喜、雛、それぞれの考えが分かるからこそもどかしい。

恋愛だけでなく、バスケ、卓球、バレーと打ち込む要素が混じっているからこそ恋愛だけにならないので、より複雑になっていくのかな。

 

千夏の親との関係も少し明かされて、千夏の事が少し分かりましたが基本的に本心が表に出てこない固さが大喜の心を掻き乱していく。

雛は自分がチャンスと分かっていながらも、大喜の為に発破かけられるのは優しい。

雛自身も葛藤しているのに、好きな人を1番に考えられるの良いですね。

雛が頑張る巻でした。

大喜と雛の始まりのエピソード読むと、相性良いけど、普段から距離が近過ぎたのが響いてくるか。

 

 

千夏はこれから大喜を恋愛対象に見れるのかが鍵だな。

 

 

無理が祟り、体調を崩した大喜を看病する千夏。大喜の足がもつれ、倒れ込んだ拍子に2人の距離が急接近し──。そして始まった夏休み。迫る花火大会に、雛は勇気を出して大喜を誘うが…? 気づいてしまったその想い。それぞれの夏が、始まる。