高校生の悩みに寄り添う用務員さんの優しさよ。
学生の切実な悩みに寄り添う大人というのは少ないのかもしれない。
今作では、迷える少年少女が用務員さんと接することで、悩みが晴れ、スッキリしていく。
繊細な心を救っていくのは難しいだろうけど、少しでも前向きになれる言葉を貰えるのは良いことだ。
最後の最後に用務員さんに素の顔が見えるのは上手い引きでした。笑
高校生が抱える悩みの塩梅が上手くて、学生から社会人まで刺さる内容になっている。
こんな大人、身近にいてほしい――
伏見(ふしみ)さんは、とある高校の用務員さん。
背は高め。仕事熱心。缶コーヒーが好き。
そして、丁度いい距離感で私たちと話をしてくれる。今、“自分は大人だ”と思い込んでいる人に苦しめられている。
今、自分がどんな大人になったらいいのか迷っている。ちょっとでもそう思っていたら、ぜひ伏見さんに会いに来てください。
ホッとしたり、気づきがあるかもしれませんよ。