- 作者: 落合祐輔,ろうか
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: 文庫
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(内容)
計算打算を駆使し高校デビューを成功させた俺・優哉(ゆうや)は、誰もが羨む美少女三人との「理想の青春」を満喫していた。なのに、突然カノジョを自称する幼なじみ・望海(のぞみ)が現われて崩壊の危機に! って、あれ? なんでみんな急に恋のやる気スイッチ押しちゃったの? 俺らの関係は、なぜか俺争奪のアピール合戦へと急展開で、ドキドキさせられっぱなし! マズい……俺はある事情から、修羅場なんて求めてない。こうなったら俺の計算打算でアピールを華麗にかわしてみせる! って、なんだよ望海。「優ちゃん、計算高いクズに成り下がったんだね」だって? 辛辣すぎ! しかも、なんでお前が修羅場をけしかけてくるの!?
(感想)
地味にというと言いかたが悪いんですけど、落合祐輔先生の作品が好きなんですよ。
今作は久方ぶりの新作で、どんな感じかなと手探りでした。そしたら、今までとは違い現代モノだからか、書き慣れてないなぁと感じました。
計算高い主人公優哉の思惑と、そんな優哉を取り巻く、望海・薫・未央・遥香達ヒロイン勢の状況説明に追われて、1巻の体をなしてないように思いました。起承転結じゃなく、起承で終わっていて、なんだかなぁ。ただ、引きは良かったので2巻が出るならば読みたいです。1巻というより0.5巻みたいな印象です。
今作は続いてくれないと1巻を読んだ意味がない。とにかく、2巻を出すんだ。話はそれからだ。
ヒロイン達の中では、遥香が1番好きです。