羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

おまえ本当に俺のカノジョなの?

おまえ本当に俺のカノジョなの? (MF文庫J)

おまえ本当に俺のカノジョなの? (MF文庫J)

(内容)

計算打算を駆使し高校デビューを成功させた俺・優哉(ゆうや)は、誰もが羨む美少女三人との「理想の青春」を満喫していた。なのに、突然カノジョを自称する幼なじみ・望海(のぞみ)が現われて崩壊の危機に! って、あれ? なんでみんな急に恋のやる気スイッチ押しちゃったの? 俺らの関係は、なぜか俺争奪のアピール合戦へと急展開で、ドキドキさせられっぱなし! マズい……俺はある事情から、修羅場なんて求めてない。こうなったら俺の計算打算でアピールを華麗にかわしてみせる! って、なんだよ望海。「優ちゃん、計算高いクズに成り下がったんだね」だって? 辛辣すぎ! しかも、なんでお前が修羅場をけしかけてくるの!?


(感想)

地味にというと言いかたが悪いんですけど、落合祐輔先生の作品が好きなんですよ。

今作は久方ぶりの新作で、どんな感じかなと手探りでした。そしたら、今までとは違い現代モノだからか、書き慣れてないなぁと感じました。


計算高い主人公優哉の思惑と、そんな優哉を取り巻く、望海・薫・未央・遥香達ヒロイン勢の状況説明に追われて、1巻の体をなしてないように思いました。起承転結じゃなく、起承で終わっていて、なんだかなぁ。ただ、引きは良かったので2巻が出るならば読みたいです。1巻というより0.5巻みたいな印象です。


今作は続いてくれないと1巻を読んだ意味がない。とにかく、2巻を出すんだ。話はそれからだ。



ヒロイン達の中では、遥香が1番好きです。