羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

人生の責任 君死にたもう流星群3

君死にたもう流星群3 (MF文庫J)


表紙は誰だと思ったら、委員長こと宇野ちゃんだった。まさかのアイドル希望とはびっくり。大地がいた将来の世界では公務員として勝ち組のコースだったのに…ということだけど。

自分の人生の責任は親でも友人でもなく、自分ということ。それを分かる頃は人それぞれだけど、高校二年生で気付けるのは良いことだ。

様々な葛藤を抱えながら大地が宇野ちゃんの背中を押して、宇野ちゃんが生きながらも死ぬことにならなくて良かった。

ただ、大地の堕落した過去は消えない。

ずっと大地を信じていた葉月を裏切っていた事実が大地に返ってくる。

葉月の想いを考えると、そりゃ切れるよ。

大地がそこのところ汲みとって、正直に向き合い、葉月を救ってくれて良かった。


そして、謎の存在・イオが最後に現れて、そうなるかと。


そろそろ、大地自身の話ではなく、星乃の話にならないか。六星についても引っ張り過ぎかと。


さて、これからどうなる?