羽休みに娯楽を

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター

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ヴァイオレットが愛を知る、感動のフィナーレ。

(あらすじ)

世界は回る。いつかは終焉を迎えるとしても。

再会以来、新しい関係をゆっくり育んでいたヴァイオレットとギルベルト。しかし、人気自動手記人形と陸軍大佐……。多忙な二人は会うことすらままならず、すれ違う日々が続いていた。また、C・H郵便社も変革の時を迎え、彼女を取り囲む世界が大きく変わろうとする中、ヴァイオレットは“夢追い人”の街・アルフィーネを訪れる。――お客様がお望みならどこでも駆けつけます。これは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の物語である。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ 感動の最終巻!

遂に終わってしまうのか、まだ終わらないで欲しいという気持ちが読む前はありましたが、読み終えてからは最高の最終巻だったと思える内容でした。

ヴァイオレットとギルベルトが再会して、心が弱気になってしまう2人にヤキモキしながらも周りのホッジンズ、ベネディクト、カトレア、ラックス達が支えていて、本当に良い関係だなと

ヴァイオレットだけでなく、周りの人達も変わっていくというのも良いですね。

ギルベルトの兄・ディートフリートとの仲も和らいでくれて良かった。かなり強烈な怒りを持っていただけに心配だったが、収まるところに収まった。


最終巻だからといって、物語のスタンスは変わらずに、依頼を全うするヴァイオレットで良かった。愛を知ったヴァイオレットが変わってきているという描写もあり、それだけで嬉しくなる。

ギルベルトとは離れ離れでしたが、離れていたからこそ、最後に感動するんだと思います。

愛を知ったヴァイオレットとギルベルト。その他の人達の未来に幸多きことを願います。



素晴らしい物語をありがとうございました。