月村と桐谷の擬装カップルの真相が明らかになり、そういうことかと納得。しかし、桐谷が軽い気持ちで擬装カップルを解消させたことにより、月村への女子の猛アタックが始まる。この下りが長めだったのはちょっとなと。
スクールカーストの嫌なところを描いて、どうにかするのかキモなシリーズなだけに、いかにもテンプレなシチュエーションには少し冷めてしまいます。
今回もカーストに苦しむ女子を救ったが、カーストそのものにまではいかなかった。そこが読みたいのだが。
恋愛をすることや会議、教室で意見を述べることが自由ではなくカースト上位優先なことは複雑だ。
次巻以降でどうなるかな。
「――あたし達って、もう付き合ってる意味なくない?」
カーストトップに君臨する超絶リア充・月村響(つきむらひびき)の活躍によって、クラスのオタク女子・桐谷羽鳥(きりたにはどり)をめぐる騒動は一応の解決を見せる。
だがそれも束の間。
西野夢瑠(にしのゆめる)の帰国を知った牧田奏(まきたかなで)による「響との恋人解消宣言」。
それは多くの女子生徒たちを、響を巡る恋のさや当てへと駆り立てた。
そんな中、薬師寺(やくしじ)ココとともにオープンスクール実行委員となった響だが、そのイベントでもまた「カースト」にまつわる混乱が発生しそうになり……?
カーストに反旗を翻したリア充による青春ラブコメ、第2幕!