なんとなく気になって読みましたが、大当たり。
運が悪いとか嘆いたり、不機嫌でブスッと過ごすのではなく、運は使う、貯める。ものだと考えて、機嫌良く過ごすことで転機を見逃さないようにする。意識を変えていこうと思える一冊でした。
自己啓発の内容を物語に組み込まれていて、不思議の連続だけど、読む手が止まらない。
最初は不機嫌でチャンスを見逃してしまう主人公にムッとさせられたが、案外こういう人が多いかもしれないし、自分もこうなってしまうのではと身が引き締まりました。
運については使う、貯めるという意識を持つというのと、不機嫌だったら、人生の転機を見逃してしまうというのは事実なのかもしれないなと。最後まで読むと、気持ちの有り様が変わるような気がしました。
今作はアドバイスをくれる運転者がいたからこそ、主人公は人生を見つめ直すことが出来た。今作を読んだら、数々の名言を頭に残したいなと思いました。
人生を楽しむうえで、重要なことばかりでした。
「…なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」思わず独り言を言った、そのときだ。ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づいた。累計80万部喜多川泰、渾身の感動作!報われない努力なんてない!