羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

悲鳴伝

悲鳴伝 伝説 (講談社文庫)

 

西尾維新先生の作品で名前は知っていたので、文庫化されたのを機に読むことが出来てよかったです。とはいえ、700P超えは重たい…

 

様々なジャンルがごった混ぜになっていて、読むのが怖いようで先が気になる癖がありました。地球が敵とかよく思いつくなと感心。

人類側の組織も怪しげなところがあり、作品全体的に怪しげな空気がプンプンする。

これから、明かされるのかなと思います。

 

主人公・空が感情があまり揺らがない性格だけど、流れに乗っていくうちに、様々な人と出会い、微かだけど変わっているのかなと思います。良い人ばかり死んでいくのは悲しいけど、空が空なりに受け止めてると思うと、救われる。

 

言葉遊びや愉快な心情描写が巧みで読み進めるのが楽しかったです。

 

厚い作品ですけど、最後まで楽しめました。

 

シリーズ累計80万部突破!!
SF×バトル×英雄譚〈伝説シリーズ〉第1巻。

敵は地球。
そして、少年は伝説と化す――。


人類の3分の1が、その日、絶命した。
老若男女区別なく、ランダムに。
後に『大いなる悲鳴』と呼ばれることになる、地球の悲鳴によって。

生き残った少年・空々空には、感情がなかった。
彼は、ある少女との邂逅を機に、地球と戦うヒーローになることを強要される――。
壮大なる英雄譚〈伝説シリーズ〉第1巻。