羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

落第騎士の英雄譚

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) (GA文庫)

完結するそうなので読み返しました。熱い。一輝と桐原の戦いは結末を知っていても見事だと思う。強いがただの俺tueeeではなく、ギリギリの戦いを描くのは素晴らしい。一輝の強さと脆さを見せたのはバランスよくできている。

孤独だった一輝がステラと出会い、惹かれ合う流れは王道だが、それが良い。

最初はテンプレみたいな軽い雰囲気だったが、次第に熱量が上がっていく構成は見事。

 

諦めずに夢に向かい努力する一輝を知る人は応援したくなるよなと。

 

魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い《魔導騎士》。
その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた《落第騎士(ワーストワン)》だ。
だがある日、異国の皇女にして《A級騎士(ナンバーワン)》のステラから
『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ――勝ってしまう!
一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!
「なんでもいうことをきかせればいいじゃない! えっち! 」
悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。
そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての《落第騎士》は
《無冠の剣王(アナザーワン)》としてすべての騎士からも注目され始める!