読んだ人のレビューがよくて、読みました。
読んで良かったです。
主人公・一、ヒロイン・千夏の関係の始まりはよくあるものでしたが、落ち着いた雰囲気があり安定感あるなと思いました。コミュニケーションが自然な感じが良いです。
それぞれの家庭事情が明らかになると、背負うものの重さを知り、2人の関係の推移が気になって仕方なかったです。もはや、高校生が背負うには重たいものでしたが、互いに想える2人なら大丈夫かな。
心の傷を持ちながらも、支え合う一と千夏の関係を見守りたい気持ちになりました。
次巻が楽しみです。
誰かの“二番目”でいい。キミの“一番”なら。
誰とでも気軽に話せて絶大な人気を誇る美少女・南野千夏。
彼女と知り合った高校一年の秋から、同姓同名のイケメンの陰で同級生から“二番”と呼ばれている僕の生活は変わり始めた。「“二番”なんかじゃないし。……うちが初めてキスしたいって思うんだから」
南野とは学校以外でも会うようになった。
放課後はストリートバスケに一緒に行って、一緒にご飯を作って、二人だけの秘密を話して、触れあって。
独りでいいはずだったのに、彼女は僕を認めて、あいしてくれる。
だから僕も、それを返したいって思うんだ。当たり前の願いが当たり前に尊いと気付く、青春恋愛小説。