階段島シリーズ最終巻。
この物語は七草と真辺が軸に回っていて、最初から最後まで突き通していて、良かった。
七草と真辺は互いに補い合っていて、だけどわかってないこともあって。それはとことん話し合う。
大地くんの問題、魔女について、考えに考えぬいて辿り着いた結末は良いところだったのではないかな。
思考の渦に飲み込まれて、全てを把握し切れてないのだが、そこは何度でも読み返して、考えて考えて、少しでも理解しようと思います。
良い作品でした。
階段島シリーズ第5巻。
遂に階段島における問題、魔女についてと大地の母親について語られる。物語は終わりへと向かっている中、七草と真辺は現実の自分と話し、そして決断する。
いやはやここまで深く物語を描かれていると文章を読むのに夢中になって仕方ない。大人になるためには多くの夜を乗り越えなければならない。過程を飛ばしても大人にはなれるが、大人ではない。大地の母親や時任さんの悩みを理解しながらも意見を出す七草の精神は凄すぎる。てか、河野裕先生の作品の登場人物は大体時頭が良いんですが、今作はよりそう感じますね。
そして、個人的には堀さんが魔女で良いと思うが、どうなるかな。真辺、安達もみんなで魔女になるのか。最終巻である次巻が楽しみ過ぎます。
言葉にならない感情が多くて悩みます。