高校生男女の多感な時期だからこそ、起きる事件。嫉妬や見栄、傲慢、そんな感情から起こる謎はどれも軽く感じて読みやすかった。だが、当のキャラ達は真面目に生きて、こんな事件を起きている。
良い学園の謎でした。
色々な話があるが、中でも「誰がGを入れたのか」が様々な角度から見ても面白かったから好きです。
次巻は本流に戻って、名探偵蜜柑が見れるのかな?
住野よる先生が宣伝してて目に入り、購入。
知ってる作家は住野よる先生と渡辺優先生しか知らなかったんですが、満足です。
知らない作家だと、小嶋陽太郎先生、奥田亜希子先生のが良かったですかね。
だけど、やっぱり知ってる作家の2人の作品に気持ちが動きます。他作品を知ってるから、こんな引き出しがあるんだなと感じられれるのが良いんですよ。
6人の作家の中で1番好きなのは、渡辺優先生のピンポンツリースポンジですね。
ロボがエラーでも危険予知でもなく、ただ行きたくないって言うの萌えませんか?僕は萌えました。話のオチも秀逸で、この話だけでもこの本を買って良かったと思いました。
行きたくないということをテーマに、6人の作家が持ち味を発揮していました。気になる方は是非。
タイトルの通り、北宇治高校吹奏楽部の精神的支柱でもある、あすか先輩が部活を辞めるという緊急事態に。そして、久美子の姉が大学を辞めるという。
アニメ第2期の範囲で内容を知っていても、グイグイ引っ張られます。あすか先輩と久美子の姉が辞めるということについて、様々な面を出してくれた。あすか先輩の場合は家庭の事情、久美子の姉は自分の意思。自分でしっかり考え抜いて辞めるってなるなら仕方ないけど、流されて辞めたら後悔する。久美子があすか先輩に踏み込んだときの青さは大切なんだと思う。
そして、最後にあすか先輩から久美子へ渡ったバトンを書くためにこの物語は生まれたのかも。とか思ったり。先輩から後輩へ受け継がれる想いというのは良いものですね。
電撃文庫でファンタジーな旅物語を書いてた著者がメディアワークス文庫に移って、何書くんだろうなと気になってました。
ラジオ、ドールハウス、茶碗、一つ一つのものに宿る大切な想いをすくい上げて、その古物に縁がある人に届ける。実に素晴らしかった。物に魂が宿るとは、このことか。
一つ一つの話がしっかり重みがあり、どの話も読みごたえがあり、満足度が高いです。
アンティークが好きで読みましたが、予想以上に心に響く物語になっていました。縁とか絆とか目に見えないものでも信じたくなるんですよね。
店主・鬼蔵と妻・渚の優しさが作品を上品にしてるように思うし、2人の出会いもロマンティックで良かった。
単巻でもまとまってますが、続いてほしい!ただ、一冊としての完成度が高いのが逆に惜しく感じます。
日々に疲れてる時に、おすすめです!
帯や推薦文で推されていて読んでみたが、あまり期待し過ぎるといけないなと。普通に面白いんだけど、無理に期待を煽る宣伝によって損するかも。
犯罪異能力者を捕まえるために、狂った正気を持つ主人公・トウヤと相棒・珠子がタッグを組む。
トウヤの軽い感じのキャラが嫌じゃなければ物語を楽しめるかな。トウヤと珠子の過去が明かされ、事件も解決し、万事解決。巻き込まれて始まった物語だけど、読み終えてみると予定調和みたいな感じに綺麗にまとまっているのになんだがもどかしい感じがある。
ただ、心理面の駆け引きや感情の動きを書くのが上手だから良いかなという気分になる。
始まりの1巻としては申し分ない内容でした。シリーズ化するのかな?するなら読んでみたいし、トウヤと珠子のこれからが気になる。