筏田かつら先生の甘い、そしてちょっと辛い恋の物語でした。
社会人の県庁職員・浩己と凄腕の職人・彬が仕事の関係から休日お手伝いに行き、関係を育み、次第に恋に落ちる。
1巻完結だから駆け足気味な展開で、もっと話を広げられるんじゃないかと惜しい気待ちが強いです。この作者なら上下巻で出して欲しかった。ただ、気になるところはあるけども、充分に楽しめる1冊になってると思います。
冒頭の昔2人が合っていたシーンが見事に回収されたり、浩己が段々と想いが膨れ上がっていき、溢れる終盤は一気に読めます。
恋に飢えている人、是非手にとって読んでいただきたい。
一筋縄にはいかない恋をどうぞ。