初武田綾乃作品。
女子高校生がカヌーという競技に様々な角度から、色々な考え方を持って挑んでいて、なんの部活をやっていても現れる天才や実力を発揮する難しさにぶつかる。そして人間関係も葛藤が渦巻いていて、素人でも明るい舞奈が癒しになってます。
今巻だけでもまとまっていますが、これからが楽しみですので、続きも読みたい。舞奈の公式戦も見たいし。
心理描写が良くて、カヌーという知らない競技でも飽きることなく、物語に没頭出来ました。ただ、カヌーという競技を頭で想像し切れないことか残念だった。
ユーフォで作者を知りましたが、こういう人間関係の隙間や感情の表し方などに長けていて、凄い濃密な作品でした。自分は好きですね。こういうの。
作者の他作品にも興味が湧きました。