羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ノッキンオン・ロックドドア

ノッキンオン・ロックドドア (徳間文庫)


青崎先生は器用な作家でありながら、どの作品でも色濃く個性を表してくれるので好きです。

今作は探偵と助手ではなく、探偵と探偵を組み合わせる新たな試み、しかも男と男。男同士特有の空気感や信頼感があり、ミステリー小説というだけでなく、キャラ小説としても楽しめます。

短編集で、どうしてもサクサク話を進めなければならないので、個性ある2人を主軸に据えて回すのは巧いなと思いました。


話的には、どの話も楽しめましたが、「十円玉が少なすぎる」が飛び抜けて好きでした。


続きも読みたいです。