羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

敵を騙すなら スパイ教室《花園》のリリィ

スパイ教室01 《花園》のリリィ (富士見ファンタジア文庫)


ファンタジア大賞にふさわしい、力作でした。発売前から推されていたし、タイトルやあらすじ、表紙も良かったので読むのは必然だったが、それでも言いたい。面白かった!


凄腕スパイが様々な個性を持ちながら、未熟な少女達を集めて、難関なミッションに挑むという作品で、主人公・クラウスが開くスパイ教室はコメディで楽しめました。明るいだけでなく、集められた少女達にも秘められた過去があり、それぞれのスパイ少女に惹かれます。スパイとしての活躍もワクワクしました。

最初はぎこちない出だしでしたが、物語が進むにつれて、話とキャラが好きになりました。

クラウスに挑んでは失敗していき、成長していき仲も深めていくのも読んでて楽しいポイントです。



そして、なぜ、このミッションに挑むのかというのにも理由があって良かったです。


1巻だけでも完成度が高いですが、これからスパイ少女達の掘り下げがされそうですし、どんどん面白くなっていきそうなので楽しみです!


スパイ少女達のコードネームや口絵を使った仕掛けには驚きました。