前巻の終わりに衝撃を受けた鳳チームの悲報。
いったいどうなっていくんだと思ってましたが、灯が鳳の仇を打つ為に騙し騙されのスパイ対決に挑む。
最初から読者を揺さぶりにきていて、最後まで油断出来ない。
ミスリードや伏線が巧みで回収される終盤は圧巻です。
また、灯各人物の鳳との思い出が間に挟まっていたので灯の戦いがより熱が入っているように感じられて、読んでるこちらも胸が熱くなりました。
最初登場した時は嫌な印象だった鳳チームだが、灯との日々を回想で読むと泣きそうになるくらい好きになってしまった。
くそー、涙腺に響く…
狙う相手が見つかったと思ったら、最後に訪れたアレはきっとなんとかなると信じている。
遂に現れたなと思ったが、どう落とし所を見つけるのか気になる。
クラウスが感情的になるのは熱かった。
クラウドが打つ新たな仲間の存在もどんな人物なのか興味がある。
死亡率九割を超える”不可能任務”に挑む機関―灯―は、尊敬する同胞たちの死の手がかりを求め、同盟関係である工業国・フェンド連邦に潜入する。
しかし、調査に奔走するジビアの前に鉄壁の防諜機関―ベリアス―のボスが立ちはだかる。
『我々に一方的に奉仕する――呑める条件は、それだけです』
”スパイの世界には、協力はあれど友好はない”皇太子暗殺未遂犯を捕えるため、ティアを人質に『灯』は利用されてしまう。
陰謀と混沌渦巻く中、誰よりも優しい少女は立ち上がる。
『覚悟は決まった――奪われた復讐をするために』
少女たちは止まらない。同胞の死を胸に『灯』が暴れ始める。