恋は難しい。奥手なヒロインのメリハリが魅力的でした。
(あらすじ)
「凡田君と、もっと仲良くなりたいの!」高校生にして秘密諜報機関を指揮する天才少女、橘黒姫は初恋の真っ最中。好きな人のために組織の力を濫用し、超高度な諜報技術で接触を図る。「…誰かに監視されている?」それに勘づいたのは初恋相手・凡田純一。一見影の薄い平凡な男子生徒の彼は、実はある秘密を持っていて…?「私が…凡田君と友達になるの!?」そんな中、組織の命令で凡田と接触することになった暗殺少女・芹沢明希星。友達の作り方なんて知らない彼女の行動は、とんでもない波乱を巻き起こす!高校生の三角関係に裏社会の命運が揺るがされていく超本格学園スパイ・ラブコメ、開幕。
恋に奥手というか臆病。
そんなヒロインの黒姫が可愛い。
主人公の凡田くんのことを好き過ぎるあまり、芹沢に先を越されるのは残念すぎる。
1巻を通して凡田と芹沢が主にスポットが当たっていて、黒姫が不憫な立ち回りで可哀想。
ただ、ポンコツな恋愛模様ですが、そんな彼女がたまに見せる暗いシリアスな部分は惹かれましたね。
報われない恋になりそうですけど、これからどうなるか気になります。
凡田、黒姫、芹沢が堅気な人間ではないので、だからこそ思慮深くなってしまっているのが面白いです。
2巻から明るくいくのか、シリアスを突いていくのか、どうなる。