羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

負けヒロインが多すぎる! (3)

負けヒロインが多すぎる! 3 (ガガガ文庫)

 

負けヒロインの奮闘をシリアスに描いたら、心にグサグサ刺さってきてしょうがない。

妙に癖になるラブコメで好きだ。

軽い雰囲気でワイワイしているが、失恋が挟まることで要所で締まるのが絶妙。

緩急が上手く効いていて、惹きつけられる。

表紙の小鞠が主役で失恋の残りや部長としての責任がのしかかってくるが、温水や周りの支えが光っていた。温水も徐々に変わってきているのかな。

温水以外では八奈見の暴食ヒロイン扱いは変わらずだが、温水が困っているときに支えになる安定感を見せていて実は優秀なんだろうな。

佳樹はブラコンが狂気的だが、ただ兄を想っているだけだから、たまに見せる兄への親切にはハッとさせられます。いや、怖いけども。

 

小鞠が折れそうになっても、仲間がいるならば大丈夫だ。逆に他の人が困っていたら小鞠が助けてくれそうだ。

青春だな〜

 

温水の立場が変わってきていて、今後どうなるか楽しみです。

 

ツワブキ祭、恋の華は咲くや散るや――?

10月、俺たち1年にとって初めての学園祭――ツワブキ祭が近づいていた。

3年生はここで引退し、残された俺たちが部を引き継ぐ。
文芸部の展示や部誌、クラスの出し物もあって準備に追われるなか、次期部長に指名された小鞠の様子はどこかおかしくて……?

生徒会メンバーや姫宮華恋にまで絡まれて、気ままな背景キャラだった俺の高校生活はどうなってしまうのか――。
あ、八奈見は今日も元気です。モリモリ食べてます。なんか安心するな。

大人気負け確ラブコメ、第3弾。――それは、感謝とさよならのラブレター。