羽休みに娯楽を

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アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を

アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を (電撃文庫)


本の世界に入り込むという要素に惹かれました。

(あらすじ)

君の仕事は“主人公として本の中に赴き結末をハッピーエンドへ導く事”だ。 
“主人公”募集。そんな怪しいバイト募集の張り紙に惹かれ、謎の美女が主を務める洋館を訪れた平凡な高校生の輝馬。 
雇い主である彼女に促され手にしたのは、読んだ人間を眠りに誘い本の世界に引きずり込むという特別な本“アンフィニシュトの書”だった。 
物語の世界で憧れの主人公になり、可憐なヒロインと出会った輝馬。しかしある夜、彼女は殺されてしまい――。 
主人公だけが物語を幸せな結末に導けることを知った輝馬は、彼女を救うべく再び本の世界へ。はたして彼は物語の謎を解き、ヒロインを幸せにできるのか?


平凡な主人公である輝馬が主人公になれるという不思議な募集を見て、好奇心で応募して始まる。

平凡な生活から抜け出したいという気持ちに共感します。

1本前に踏み出した輝馬に待っていた、バットエンドの物語をハッピーエンドに書き換えるために本の世界に入り込むということ。


中盤までは軽く状況に流されていくんですが、このバットエンドを変えるというのがいかに難しいか分かってからは、輝馬と同様に何故こんなことになったのかを考えるミステリー要素があり、没頭して読めました。

失敗してもループして挑戦出来るんですが、輝馬が一度一度を大切にしているという姿勢に優しさを感じました。


失敗を繰り返して、傷ついたりしながらも、諦めずに掴んだ正解には様々な感情が込み上げてきました。

全体的に暖かさがありつつも切なさも含まれていて、心が揺さぶられる衝撃がありました。


輝馬が特殊な経験をしたことで自らの殻を破れて、良かったなと思います。


輝馬の雇主である霧ヶ峰さんや執事の時任さんも良いキャラしてて、掛け合いが豊かでした。


イラストも作風にぴったりでした。


ハッピーエンドで様々な種類があるが、そのことを深く考えることがなかったので、大切なことを知れたような気がしました。


単巻だけでも成立してるんですが、続いてほしいシリーズです。