羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

弱小ソシャゲ部の僕らが神ゲーを作るまで2

弱小ソシャゲ部の僕らが神ゲーを作るまで 2 (オーバーラップ文庫)


青春と創作が重なりあっていて、読み応えがあります。

新キャラの藍奈が裏の顔をあるのにそれを隠さないで開き直っているのは珍しい。それは解の優しさのおかげかも知れないな。

藍奈が明らかに過去になんかあったのは匂わせていたが、予想以上でした。

この巻を読み終わる頃には好きになること間違いなしです。


そして、イラストレーターの絵留の過去も明かされ、引きずっていた傷を癒せて良かったです。


藍奈と絵留の友情や取り組んでいるものへの覚悟が伝わってくるので、終盤は心揺さぶられました。


藍奈が加わったことでよりソシャゲ部のクオリティが上がりました。

これからの成長が楽しみです。


解も悩みを解消して、ただ真っ直ぐに自分の気持ちに向き合っていった結果が良い結末に導びかれて良かったです。


1巻

https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2019/12/25/210000




(あらすじ)

廃部の危機を乗り越え、夏休みを迎えた命薫高校ソシャゲ部。四人は茜の推薦によって、優秀な学生が集い、開発したゲームの出来を競う大会へ参加することに! 
加えて、解の入部後初めての『開発』に張り切るソシャゲ部の元に、解たちの活躍を知った声優志望の新入部員・夜桜藍奈がやってくる。 
こうして藍奈も加わり、五人でソシャゲ作りに取り組んでいく……はずが、解がスランプに陥ってしまうだけでなく、絵瑠と藍奈の間にも並々ならぬ確執があって、開発どころではなくなってしまい――!?
第6回オーバーラップ文庫大賞・金賞のソシャゲ×青春ラブコメ、波乱の第二巻!