羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。

青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。 (ガガガ文庫)

 

続巻が発売されるので再読。青春の敗者とも言える主人公達が人には馬鹿にされたり、理解されなくても、自分の弱さと向き合っていくのは良いですね。

青春作品で努力や諦めない、逃げないことは美学になってるが、それをしなければならないことなのかな。

主人公・狭山がかなりクズいけど、大事なところでは逃げ出さないのはポイント高い。クズいけど。

誰よりも劣っているがゆえに、出来ない人の気持ちを汲み取れるのかもしれないな。

なんだかんだ、仲間のフォローを入れるのは主人公だなぁ。

 

これから、どんな青春の負けを描いていくのか楽しみにしたい。

 

ゲスでクズな負け犬高校生・狭山明人と、狭山と犬猿の仲である無気力女子・小野寺薫。放課後に呼び出しをうけた二人は、中等部の電波少女・藤崎小夜子と出会うが―「私は明人と薫をお助けする正義のボランティアなのです。頑張る方向なのです」アレな発言にドン引きしながらも、狭山たちは藤崎が室長をつとめる特別生徒相談室の活動に巻き込まれていく。…俺たちは、負けに負け続けてきた青春の敗者だ。だからって、救いがほしいわけじゃねえ。ダメ人間オールスターでおくる“痛”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!